「シルエット」「ボレロ」とサイレントに主軸を置く田島基博の三作目。漫画家アシスタントのナツオはコンビニ店員ハルに想いを寄せていた。しかしハルは、父親の借金のために風俗に身をやつす。事情を知ったナツオは彼女のためにできることはないかと考える。出演は、「くそガキの告白」の片山亨、「ちょっとかわいいアイアンメイデン」の木嶋のりこ、「スープ・オペラ」の菅原大吉。
ストーリー
29歳で漫画家志望のナツオ(片山亨)は、アシスタントをしながらデビューを目指しているが、筆が進まず悶々とした日々を送っている。唯一の楽しみは、近所のコンビニに通い、店員ハル(木嶋のりこ)に接客してもらうことだった。ひょんなことからハルと知り合えたナツオは、彼女の応援を得て夢を実現するためがんばるようになる。そして作品が入選すると、ハルに告白する決意をする。しかし、ハルはナツオの前から姿を消してしまう。ギャンブル狂の父親(菅原大吉)のためアルバイトで家計を支えていた彼女は、父親の借金が原因で風俗に身をやつしていた。偶然ハルと再会し、事情を知ったナツオは何とかしてあげたいと考え、仕事も家も失う。そのころ、売れない漫才師東田と南がコンビニ強盗を計画していた。ナツオはその計画を耳にし、先に実行する。犯罪に手を染めたナツオはハルに、一緒に逃げようと持ち掛ける。
スタッフ
監督、脚本、編集
田島基博
撮影
新井滋
音楽
田中マコト
メイク
富田貴代
助監督
田村専一
プロデューサー
加藤啓介
車両
高嶋義明
漫画作製
麻生羽呂
劇中画
小林裕和
制作
石澤舞
制作
佐藤美百季
制作
山口龍大朗
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 製作年
- 2015年
- 製作国
- 日本
- 配給
- エネサイ
- 初公開日
- 2016年7月2日
- 上映時間
- 77分
- 製作会社
- 田島オフィス
[c]キネマ旬報社