ルチアノ・アルベルティーニ
Paul_Bryan
イタリア及びドイツにあってサンソニアの役名で活劇に出演していたルチアノ・アルベルティニが渡米後第1回の作品で、F・J・マクコネルの原作、ウィリアム・ウィングの脚色、「幽霊の都」「闘将ジャック」等と同じくジェイ・マーチャントが監督した。アルベルティニの対手は「幽霊の都」「楽園の野獣」出演のマーガレット・モリス、バーバラ・ラマーの夫君ジャック・ドハーティー等である。活動写真撮影所内部の陰謀を描いた連続大活劇である。(全15篇)
パリの新聞記者ポール・ブライアンはアーリン・グレアムという娘の行方不明事件の謎を解決しようとした。アーリンの伯父ジョン・グレアムは長年会わなかった彼女をアメリカへ連れて帰ろうとパリに滞在していた。アーリンはアメリカにおいてある活動写真撮影場を譲られたのであった。ポールはアーリンが悪人ジュール・デパールの命令で黒猫キャフェへ誘拐されているのを発見し、大格闘の後救い出したが、彼女の伯父はアーリンに似ているミミという舞姫を彼女と信じてアメリカへ帰った後であった。2人はアメリカへ来る。悪人も彼等の跡を追い、アメリカの撮影場を背景として大活劇の幕は切って落される。
Paul_Bryan
Arline_Graham
Dick
Jules_Despard
Gaston_La_Rue
John_Graham
Mimi
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