ミリキタニの記憶
ミリキタニの記憶
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ミリキタニの記憶

2016年8月27日公開、21分、ドキュメンタリー
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「ミリキタニの猫」でスポットを当てたニューヨークの路上で絵を描き続けた日本人画家ジミー・ツトム・ミリキタニの過去を辿る短編ドキュメンタリー。ジミーの死後、ニューヨークでの生前の彼を知る人物や広島の親戚などの証言から、その生涯が明らかになる。「ミリキタニの猫」でプロデューサーを務めたMasaがメガホンを取って作り上げた。

ストーリー

2001年春、ニューヨークで写真を学ぶ松崎美紀子は、公園のベンチに寝転がっていたジミー・ツトム・ミリキタニと出会う。これを機に、美紀子はジミーの元へ繰り返し通って写真を撮るようになる。写真を撮りながら自分も癒されていた部分があったと思うと美紀子は語る。日本企業のニューヨーク駐在員として働いていた坂本ジョージは、1994年末から95年の始め、ホームレスに無料でランチを提供する協会主催の活動でボランティアをしていた時に、やってきたジミーと出会う。2年間ほど交流が続き、その間に貰った十数点の絵はすべて日本に持ち帰った。96年に会社から帰任命令が出て、別れの挨拶に行った時のジミーの言葉は衝撃的だった。90年代半ば、冬のニューヨークに飛んでホームレスの写真を撮っていた佐藤哲郎は、94年1月にジミーと出会う。200人ほど撮ったホームレスの中の1人だったが、興味を持って、その後毎日のように会うようになる。悲しそうな目をしながらも、強がっている印象があった。広島の三力谷家本家。第27代戸主の三力谷一弘が、代々伝わる三力谷家の家系図を保管していた。その中に、ジミーの父・市太郎とその兄妹全員の名前が載っていた。それによると、ジミーの父の末弟が一弘の祖父に当たる。父・達見がジミーの兄に当たる日野家の兄妹、満寿江と隆は、戦前の幼少時に何度かジミーの姿を見た記憶がある。50年代、ジミーは絵を広島に送り、表装して達見に送り返してもらっていた。同時期、ニューヨークからコーヒーや靴、ハガキを送られてきた記憶がある。当時、ジミーが送って来た絵十数点が、10数年前に物置から筒に入って見つかった。そして、最後の10年を共に過ごし、ジミーの晩年を最も良く知る人物にもインタビューを試みるが……。

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作品データ

製作年
2016年
製作国
日本
配給
湖畔八丁目
初公開日
2016年8月27日
上映時間
21分
ジャンル
ドキュメンタリー


[c]キネマ旬報社