“映画の教科書”と呼ばれる書籍『定本 映画術 ヒッチコック/トリュフォー』を紐解くドキュメンタリー。トリュフォーによるヒッチコックのインタビューの音声と、現代のフィルムメーカーたちのインタビューを交え、ヒッチコックの映画術をよみがえらせる。監督は、NY国際映画祭のディレクターを務めるケント・ジョーンズ。2015年カンヌ国際映画祭クラシック部門出品。
ストーリー
1962年、映画監督のフランソワ・トリュフォーは、敬愛する監督アルフレッド・ヒッチコックにインタビューさせてほしいと熱望し、ヒッチコックはそれを快諾する。国籍も年齢もキャリアも違う2人は意気投合し、長時間のインタビューが実現した。そして誕生した書籍『定本 映画術 ヒッチコック/トリュフォー』は世界中で出版され、“映画の教科書”として映画関係者をはじめ、すべてのクリエイターの間で現在も読み継がれている。本作は、当時のヒッチコックとトリュフォーの貴重な音声テープと、「ウルフ・オブ・ウォールストリート」のマーティン・スコセッシ、「ゴーン・ガール」のデヴィッド・フィンチャー、「クリーピー 偽りの隣人」の黒沢清、「グランド・ブダペスト・ホテル」のウェス・アンダーソン、「6才のボクが、大人になるまで。」のリチャード・リンクレイターら、ヒッチコックを慕う今日の映画界を牽引する10人のフィルムメーカーたちのインタビューを交え、ヒッチコックの時代を超えた映画術を新鮮な視線でいきいきと現代によみがえらせる。
キャスト
オリヴィエ・アサイヤス
ピーター・ボグダノヴィッチ
アルノー・デプレシャン
デヴィッド・フィンチャー
ジェームズ・グレイ
黒沢清
リチャード・リンクレイター
ポール・シュレイダー
マーティン・スコセッシ
スタッフ
監督、脚本
ケント・ジョーンズ
脚本
セルジュ・トゥビアナ
ナレーター
ボブ・バラバン
製作
チャールズ・S・コーエン
製作
オリヴィエ・ミル
撮影
ミハイ・マライメア・Jr
撮影
ダニエル・コーワン
撮影
ニコラス・ベントゲン
撮影
リザ・リンスラー
撮影
エリック・ゴーティエ
撮影
田巻源太
音楽
ジェレマイア・ボーンフィールド
編集
レイチェル・ライヒマン
制作主任
坂本安美
制作主任