ケイト・ネリガン
Susan_Selky
夫と別居中の女性が息子の失踪事件に奔走する姿を描く。製作・監督は「クレイマー、クレイマー」の製作者スタンリー・R・ジャッフェ、脚本は自作「坊やが帰ってこない」(早川書房刊)を基にベス・グッチェオンが自ら脚色。撮影はジョン・ベイリー、音楽はジャック・ニッチェ、編集はシンシア・シェイダーが担当。出演はケイト・ネリガン、ジャド・ハーシュなど。日本版字幕は戸田奈津子。カラー、ビスタサイズ。1983年作品。
コロンビア大学の英文学講師であるスーザン・セルキー(ケイト・ネリガン)は、6歳の息子アレックス(ダニエル・コーキル)を朝、いつものように学校に送りとどけると、大学へと急いだ。講義を終えて帰ったスーザンは、アレックスの帰りが遅いので心配して同級生の子をもつノリス夫人(ストッカード・チャニング)に電話したが、その日、アレックスが学校を休んだことを知り慄然とする。彼女は早速警察に捜査を依頼し、やがてメネッティ刑事(ジャド・ハーシュ)が駆けつけた。メネッティは、スーザンと別居中の夫、グラハム(デイヴィッド・デュークス)が養育権を妻にとられたので、子供を奪ったとにらんだが、捜査の結果はシロだった。捜査は難航しアレックスの生死もわからぬまま月日が流れた。何人かの容疑者があがるが、その都度、事件と無関係の人物であることが判明した。アレックスが失踪したのは3月のことで、時はすでに初夏を迎えていた。ある日、コネチカットに住むコルビナと称する婦人から、「いつになつたら子供を迎えにくるのか」という謎の電話がかかり、早速メネッティに連絡した。はじめは相手にしてなかったメネッティだったが、真相を探りに休日を利用して息子と共にコネチカットに向った。車を手がかりに住所を探し当て、監禁されていたアレックスを発見するのだった。誘拐したのは、身体が不自由で外出できない子供をもった親で、その子の遊び相手として、アレックスを誘拐したのだった。(シネ・セゾン配給*2時間1分)
Susan_Selky
Al_Menetti
Graham_Selky
Jocelyn_Norris
Philippe
Ms._Hauser
Alex_Selky
監督、製作
脚本、原作
撮影
音楽
美術
編集
衣装デザイン
字幕
[c]キネマ旬報社