監督、脚本、製作
50年代の初頭に現われアメリカの若者たちの絶大な支持を受け、ロックンロールのキングとして以後25年間にわたりスーパースターであり続けたエルビス・プレスリーの誕生から77年の病死までを記録したドキュメンタリー映画。製作総指揮はデイビッド・L・ウォルパー、製作・監督・脚本はアンドリュー・ソルトとマルコム・レオ、原案はプレスリーの側近だったジェリー・シリングとジョーエスポジート、撮影はジル・ハッブス、音楽はウォルター・シャーフが各々担当。1935年、ミシシッピー州テュペロで双子の1人として生まれたエルビス・アーロン・プレスリーは、近所に黒人ゲットーがあった関係でブルースに親しみ、幼ない頃よりギターを弾いていた。13歳の時、一家はテュペロからメンフィスに移住。そこの低所得者アパートに住むようになったプレスリーは、夜映画館でアルバイトをした。1953年、週給35ドルでトラックの運転手となり、8月に母親の誕生日のプレゼントとしてサン・レコードで自費レコードを作る。翌年、サン・レコードの社長から呼び出しを受けた彼は、本格的にデビュー。55年RCAビクターに移籍し、56年「ハートブレイク・ホテル」をヒットさせる。以後「G・I・ブルース」「ラブ・ミー・テンダー」など次々にヒットをとばし、平行して「やさしく愛して」など数本の映画にも出演。58年の徴兵を経て67年、プリシラとの結婚。69年からのラスベガスでのホテル・ショーでは動員の大記録を打ちたてるが、75年ごろから病魔に苦しみ、離婚、恋人リンダとの別れを経験。77年8月16日、午後2時30分化粧室に倒れている彼が発見される。死因は心臓マヒだった。その時彼は42歳という若さだった。映画はここに終った彼の生涯を捉えながら、未発表だった曲9曲を含めて25曲を披露している。
ストーリー
※本作はドキュメンタリーのためストーリーはありません。
スタッフ
監督、脚本、製作
マルコム・レオ
原案
ジェリー・シリング
原案
ジョー・エスポジート
製作総指揮
デイヴィッド・L・ウォルパー
撮影
ギルバート・ハッブス
音楽
ウォルター・シャーフ
字幕
高瀬鎮夫
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作品データ
- 原題
- This is Elvis
- 製作年
- 1981年
- 製作国
- アメリカ
- 配給
- ワーナー・ブラザース映画
- 初公開日
- 1981年8月29日
- 上映時間
- 101分
- 製作会社
- デイヴィッド・L・ウォルパー・プロ作品
- ジャンル
- ドキュメンタリー
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