アウシュビッツ収容所の所長を務めたルドルフ・ヘスの自叙伝を映画化。1946年、ポーランド。捜査官のアルバートは、裁判を待つルドルフ・ヘスの取り調べを行なうことになる。2人の対話から、収容所で行われた大量殺人の実態が明らかになってゆく……。出演は「Dendrologium」のロマナス・フアマン、「Ojciec」のマチ・マルチェウスキ。特集企画『未体験ゾーンの映画たち2017』の一作。
ストーリー
1946年、ポーランド。アウシュビッツ収容所で最も長く所長を務めたルドフル・ヘス(ロマナス・フアマン)は、刑務所で裁判を待っていた。アルバート(マチ・マルチェウスキ)という若い捜査官兼判事が、彼を取り調べることになる。2人の男の対話から明らかになる壮絶な収容所の実態。ヘスが持ち込んだツィクロンBというシアン化合物系の殺虫剤によって、101万人もの大量殺人が実行されたのだ。死刑が執行される前のヘスの記憶を辿って、物語は進んでゆく……。