須森隆文
昇
第11回東京フィルメックスグランプリを受賞した「ふゆの獣」の内田伸輝が監督・脚本を務めた自主制作映画。東京郊外の森でテント暮らしをする昇は、ある日、美人局をしている樹冬に興味を持つ。樹冬は騙されていると思った昇は、彼女を助けようと誘拐する。出演は、「野火」の須森隆文、「リアル鬼ごっこ」の櫻井亜衣、「女が眠る時」の松永大輔。第17回東京フィルメックス・コンペティション出品作品。
東京近郊の森でテント暮らしをする昇(須森隆文)は、気に入らない人々への恨みを書道にしてテントに貼り付けている。ある日、樹冬(櫻井亜衣)と重久(松永大輔)と佳代(椎名香織)の修羅場を偶然目撃した昇は、樹冬に興味を持つ。昇が彼女の後をつけると、重久と佳代は樹冬を使って美人局をしていた。樹冬は騙されていると思った昇は、彼女を助けようと誘拐を計画する。身代金を重久に要求するが、「バーカ、勝手に殺せ」と重久に言われて終わる。捨てられる恐怖に怯えた樹冬は重久の元へ擦り寄るが、すでに重久は別の女、真理子に美人局をさせていた。用無しにされ、逆上した樹冬は、重久をナイフで刺して逃走する。それを目撃した昇は樹冬を追いかけ、「重久は死んだ」と嘘をつき、彼女と一緒に日本からの脱出を企てる……。
監督、脚本、美術、編集、録音、音響効果、プロデューサー、整音、制作
撮影監督、美術、衣装、メイク、プロデューサー、カラーグレーディング、スチール、制作
音楽
録音
共同プロデューサー