永井豪原作のロボットアニメ『鋼鉄ジーグ』をモチーフにしたイタリア映画。テロの脅威に晒されるローマ。裏街道を歩く孤独なチンピラのエンツォは、ふとしたきっかけで超人的なパワーを得てしまう。始めは私利私欲のためにその力を使うエンツォだったが……。出演は「緑はよみがえる」のクラウディオ・サンタマリア、「グレート・ビューティ 追憶のローマ」のルカ・マリネッリ、「時の重なる女」のアントニア・トルッポ。監督は、本作が長編デビューとなるガブリエーレ・マイネッティ。撮影を「ニーナ ローマの夏休み」のミケーレ・ダッタナジオが務める。劇場公開に先駆け、2016年5月「イタリア映画祭2016」にて上映。
ストーリー
テロの脅威に晒される荒廃したローマ。無愛想で一匹狼のチンピラ、エンツォ(クラウディオ・サンタマリア)は、警察に追われている最中に起きたアクシデントによって超人的なパワーを得てしまう。始めは私利私欲のためにその力を使っていたエンツォだったが、世話になっていた“オヤジ”を闇取引の最中に殺され、遺された娘アレッシア(イレニア・パストレッリ)の面倒を見る羽目になったことから、彼女を守るため正義に目覚めていく。アレッシアは日本製アニメ『鋼鉄ジーグ』のDVDを片時も離さない熱狂的なファンであった。怪力を得たエンツォを『鋼鉄ジーグ』の主人公・司馬宙と同一視して慕うアレッシア。やがていつしか二人の間には、ほのかな愛情が芽生えていくのだった。だがそんな彼らの前に、闇の組織のリーダー、ジンガロ(ルカ・マリネッリ)が立ちはだかる……。
キャスト
ルカ・マリネッリ
イレニア・パストレッリ
ステファノ・アンブロジ
マウリツィオ・テゼイ
フランチェスコ・フォルミケッティ
ダニエーレ・トロンベッティ
アントニア・トゥルッポ
サルヴォ・エスポジト
ジャンルカ・ディ・ジェンナー
スタッフ
監督、製作、音楽
ガブリエーレ・マイネッティ
脚本
ニコラ・グアッリャノーネ
撮影
ミケーレ・ダッタナジオ
音楽
ミケーレ・ブラガ
美術
マッシミリアーノ・ストュリアーレ
編集
アンドレア・マグオーロ
衣装
メリ・モンタルト
録音