チャック・コナーズ
Slauson
嫉妬に狂った男が殺人鬼と化し、いつしか超能力を備えるようになったことから起こる事件を描く恐怖映画。製作はJ・ラリー・キャロル、監督はデビッド・シュモーラー、脚本はデビッド・シュモーラーとJ・ラリー・キャロル、撮影はローウェル・ピーターソン、音楽はピノ・ドナジオが各々担当。出演はチャック・コナーズ、ジョセリン・ジョーンズ、ジョン・バン・ネス、ロビン・シャーウッド、タニヤ・ロバーツなど。
ジェリー(ジョン・バン・ネス)、モリー(ジョセリン・ジョーンズ)、ペッギー(タニア・ロバーツ)、アイリーン(ロビン・シャーウッド)ら若者たちが、2台の車に分乗し楽しい旅を続けていた。しかし、途中でパンクしたため、ガソリンスタンドを探しに行った1人が、人影のない荒廃した建物に何者かによって閉じ込められてしまう。一方、残された連中は、スローセン(チャック・コナーズ)と名のる無気味な男に言われるままに彼の自宅に招かれるのだった。スローセンの家の中には蝋人形やからくり人形が陳列してありスローセン博物館と名づけられていた。消えた仲間を探しに出かけたアイリーンが不気味なデスマスクをした大男に襲われた。男は、その地方を訪れる男女を次々に襲って、生かしたまま石膏を塗りつけデスマスクを作るという残忍なコレクターであった。最後に残り、スローセンから、その男が彼の弟だと聞いたモリーが、スローセンの忠告で、銃を持って外で待っている時、背後にまたもデスマスクの刀が迫ってきた。夢中で銃をふりあげ、男の顔面に叩きつけた時、かぶっていたマスクが割れ、下から顔が現われた。それはなんとスローセンの異常に満ちた顔だった。
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