伊吹有喜原作の同名小説を映画化。新潟と東京間を運行する長距離夜行バスの運転手・利一には、離婚した妻・美雪、息子の怜治、娘の彩菜がいるが、今は別々に暮らしている。ある日、利一のバスに美雪が偶然乗車する……。第30回東京国際映画祭特別招待作品。出演は、「ボクの妻と結婚してください。」の原田泰造、「WHO AM I?」の山本未來、「振り子」の小西真奈美、ドラマ『わろてんか』の葵わかな、「SCOOP!」の七瀬公、「ぼくたちの家族」の長塚京三。監督は、「ジャンプ」の竹下昌男。2018年1月20日より新潟先行ロードショー。
ストーリー
長距離夜行バスの運転手・高宮利一(原田泰造)は16年前に妻の美雪(山本未來)と離婚した後、故郷の新潟で暮らしながら、新潟と東京間の運行業務を担当している。利一と美雪と間にできた息子の怜治(七瀬公)と娘の彩菜(葵わかな)は、今は別々に暮らしていた。東京で定食屋・居古井を営む恋人・志穂(小西真奈美)との逢瀬が、利一のささやかな心の拠りどころだった。ある日、利一が乗務するバスに、美雪が偶然乗ってくる。父・敬三(長塚京三)が怪我をしたため、面倒を見に東京から新潟まで通っているという。そのころ、東京で働いていたはずの怜司が突然帰郷する。友人とシェアハウスで暮らす彩菜は、結婚と夢の間で揺れていた。利一たちは新潟で共に過ごす機会が増え、一度壊れた家族の心は徐々に再び通い合う。やがて、それぞれの人生の新たな時間が動き出していく……。
スタッフ
監督、製作
竹下昌男
脚本
加藤正人
原作
伊吹有喜
製作
渡辺美奈子
製作
小田敏三
製作
星野純朗
撮影
丸池納
音楽
川井郁子
美術
飯塚優子
編集
奥原好幸
照明
山川英明
録音
白取貢
助監督
佐野友秀
プロデューサー
本間英行
プロデューサー