「嘆きのピエタ」でヴェネチア国際映画祭金獅子賞に輝いたキム・ギドクが、東日本大震災を題材に日本で撮影した作品。東日本大震災に伴う福島第一原発事故をきっかけに、東京に移住した若い夫婦。だが、妻はお腹の子に対する放射能の影響に不安を抱き……。出演は「謝謝OSAKA」の中江翼、「3泊4日、5時の鐘」の堀夏子。
ストーリー
2011年3月11日に発生した東日本大震災。それに続いて福島第一原発で事故が発生し、原子炉がメルトダウンを起こす。これにより、原発から5km圏内に住んでいた若い夫婦は、東京への移住を決意。妊娠中の妻は、赤ん坊に対する放射能の影響に不安を覚え、次第に正気を失ってゆく。そんな中、謎の政府の役人が現れ、強引に中絶を促す。写真家の夫は、妻を安心させるため、美しい自然や動物の写真を撮ろうと単身、福島に戻る。だが、そこで目にしたものとは……。
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作品データ
[c]2017 by Allen Ai Film
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