ミッキー・ローク
マイケル・ボズワース
自らの女性弁護士と禁じられた愛に落ちた凶悪犯が、脱獄を試み郊外の一家を人質にとって彼女を待ち続ける--ジョセフ・ヘイズの原作小説・戯曲を基にしたサスペンス・ドラマ。エグゼクティヴ・プロデューサーはマーサ・シュマッチャー、「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」のマイケル・チミノが監督とディノ・デ・ラウレンティスと共同で製作を兼ね、脚本はローレンス・コナー、マーク・ローゼンダール、ヘイズの共同、撮影はダグラス・ミルサム、音楽はデイヴィッド・マンスフィールドが担当。出演はミッキー・ローク、ケリー・リンチほか。
判決を待つ凶悪犯マイケル・ボズワース(ミッキー・ローク)は彼の弁護人、ナンシー・ブレイヤーズ(ケリー・リンチ)と法廷で口論し、激昂の末彼女のピストルを奪い、待たせてあった弟の車で逃亡し、郊外の一軒家を襲ってそこに住むノラ・コーネル(ミミ・ロジャース)と彼女の夫ティム(アンソニー・ホプキンス)、そして2人の子供を人質に取り、立てこもる。しかし単なる脱獄事件に見えるこの事件を担当したFBIの女性捜査官チャンドラー(リンゼイ・クルーズ)はその背後に、マイケルとナンシーの間にただならぬ関係があることを嗅ぎつける--彼らは弁護士と被告という関係を超えて許されない愛を育てていたのだった。そして、全ては2人で共に逃げるために仕組まれたのである。それを知ったチャンドラーはマイケルから連絡を受けてそのもとへ急ぐナンシーを拘束し、捜査に協力するよう迫るが、その頃コーネル家は緊張の限界を迎え、マイケル達に反抗したティムは傷を負わされてしまっていた。夜の闇の中、FBIに包囲されたコーネル家のドアを、マイケルを連れ出すように命じられたナンシーが叩くが、チャンドラーの計画を知ったマイケルはノラを人質に再び逃亡を図り、ティムと乱闘の末傷ついたマイケルはFBIの銃弾に倒れる。ナンシーは逮捕され、コーネル家には平和が戻るのだった。
マイケル・ボズワース
ティム・コーネル
ノラ・コーネル
チャンドラー
ナンシー・プレイヤーズ
ウォーリー・ボズワース
アルバート
監督、製作
脚本
脚本
脚本、原作
製作
製作総指揮
撮影
音楽
編集
字幕
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