第70回カンヌ国際映画祭批評家週間で上映された新鋭・平柳敦子監督による寺島しのぶ主演作。満たされない日々を送る43歳独身OL節子。姪の美花の代理で英会話教室に通ううちに、アメリカ人講師に恋をしてしまい、彼を追いかけカリフォルニアへと旅立つが……。共演は「葛城事件」の南果歩、「キセキ あの日のソビト」の忽那汐里、「三度目の殺人」の役所広司、「パール・ハーバー」のジョシュ・ハートネット。エグゼクティブ・プロデューサーは「俺たちフィギュアスケーター」のウィル・フェレル、「マネー・ショート 華麗なる大逆転」のアダム・マッケイ。
ストーリー
東京。ほど遠くない“退職”といずれ訪れる“死”をただ待つだけの毎日を送る43歳の独身OL川島節子(寺島しのぶ)。ある朝の通勤ラッシュで、電車の飛び込み自殺を目撃してしまった彼女は、惨事の余韻から抜け出せないまま仕事に就く。突然、節子の姪で若き自由人である美花(忽那汐里)から久しぶりに電話があり、話をしたいとランチに誘われる。節子の姉・綾子(南果歩)から、美花にはかかわるなと散々言われていた節子だったが、結局お金に困っていた美花を助けるはめに。美花が前払いした英会話教室に節子が通い、その受講料を美花に支払うことになる。そこで出会ったアメリカ人講師ジョン(ジョシュ・ハートネット)が教える授業は、一風変わったものだった。節子は“ルーシー”という名前と金髪のウィッグを与えられ、教室では“ルーシー”になりきるようにと言われる。やがて、節子の中で眠っていた感情を“ルーシー”が解き放ち、節子はジョンに恋をする。だがそんな幸せもつかの間、ジョンは美花と一緒に日本を去ってしまうのだった。自分が置かれた人生に納得できない節子は、二人を追いかけ、アメリカへ旅立つことを決意。しかし、仲の悪い綾子も行くと言い出し、同行することになり……。
スタッフ
監督、共同脚本、プロデューサー
平柳敦子
共同脚本
ボリス・フルミン
エグゼクティブ・プロデューサー
ウィル・フェレル
エグゼクティブ・プロデューサー
アダム・マッケイ
撮影
パウラ・ウイドブロ
音楽
エリック・フリードランダー
美術
安宅紀史
美術
ジェイソン・ホーハード
プロデューサー
ハン・ウェスト
プロデューサー
木藤幸江
プロデューサー
ジェシカ・エルバーム
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
[c] Oh Lucy,LLC
[c]キネマ旬報社