ブランカ・ポルティージョ
パトリシア
息子を思うあまり犯罪に手を染め、惨劇に巻き込まれていく母親の姿を映し出すスパニッシュ・スリラー。通学途中に拉致され自力で逃げ出した少年ビクトル。前科者の男が逮捕されるが証拠不十分で釈放。その夜からビクトルの周りで不審な出来事が起こり始める。出演は「ボルベール 帰郷」のブランカ・ポルティージョ、「ゾンビ革命 フアン・オブ・ザ・デッド」のアントニオ・デチェント、「悪人に平穏なし」のホセ・コロナド、「ネスト」のマカレナ・ゴメス、「パフューム ある人殺しの物語」のアンドレス・エレーラ。監督は「永遠のこどもたち」「ロスト・アイズ」などをプロデュースしてきたマル・タルガローナ。特集企画『カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2017』にて上映。
その日、女性弁護士パトリシア(ブランカ・ポルティージョ)は、耳の不自由な息子ビクトル(マルク・ドメネク)が負傷した状態で警察に保護されたと報せを受ける。ビクトルは通学途中に何者かに拉致され、自力で逃げ出したという。やがて、彼の証言をもとにモンタージュが作成され、前科者のチャーリー(アンドレス・エレーラ)が容疑者として逮捕される。だがチャーリーは事件当日のアリバイを主張。パトリシアは安全のためにもチャーリーを勾留するよう警察に強く求めるが、ほどなくして彼は証拠不十分で釈放される。その夜からパトリシアとビクトルの周囲で不審な出来事が次々と起こり始める。それらがチャーリーの仕業だと確信したパトリシアは、再び警察に彼の逮捕を要求するが断られ、かつて裏稼業に手を染めていた友人ラウル(ホセ・コロナド)のもとを訪ねる。ラウルのコネクションを通じてチャーリーを痛めつけ、警告を与えるよう依頼するパトリシア。しかしそのことが思いもよらぬ惨劇を招いていく……。
パトリシア
Ernesto Requena
ラウル
Raquel
チャーリー
ビクトル
[c]キネマ旬報社