第7回日本芸術センター映像グランプリ演技賞を獲得した人情喜劇。父が余命いくばくもないことを知らされた売れない役者の正明は、長年親不孝してきた父にせめて心安らかに旅立ってもらいたいとの思いから、片思いの相手を妻にでっち上げ連れて帰ろうとする。監督は「年々歳々」などを手がけたほか、「エクステ」や「輪廻」の脚本に参加した安達正軌。2015年4月23日浅草六区ゆめまち劇場での上映会を皮切りに、各地で上映。
ストーリー
42歳の工藤正明(齊藤あきら)は、スクリーンの星となる日を夢見て役者を続けてきたが一向に売れず、店長候補になるほど居酒屋でアルバイトをしていた。実家の父(品川徹)が余命いくばくもないことがわかり、妹の春美(岩崎光里)からすぐ帰郷するよう催促される。長年親不孝してきた正明は父に合わせる顔がなかったが、せめて心安らかに旅立ってほしいと願い、いもしない妻を連れて帰ることを思いつく。相手役として片思い中の夏川あおい(篠原ゆき子)に白羽の矢を立てた正明は、旧友の塩崎裕子(武藤令子)に頼みこみ、あおいと共に故郷・韮崎に向かう。
スタッフ
監督、脚本
安達正軌
撮影
ニホンマツアキヒコ
撮影
加藤哲宏
音楽
照屋宗夫
音楽
荒木ケースケ
音楽
三柴恵
編集
市村直樹
編集協力
高橋信之
編集協力
山中貴夫
録音
島田宜之
録音
山田卓爾
助監督
大山直記
助監督
菅原正登
助監督
鈴木農史
カラリスト
福本淳
製作協力