ベニチオ・デル・トロ
マンブルゥ
国境なき医師団に所属するパウラ・ファリス原作、ベニチオ・デル・トロらのアンサンブルで国際援助活動家の活動を描写した人間ドラマ。国境なき水と衛生管理団の5人は、犯罪組織が井戸に投げ込んだ死体を引き上げるため、ロープを求めて危険地帯をさまよう。ドキュメンタリーも手がけるフェルナンド・レオン・デ・アラノア監督が、紛争直後のバルカン半島を背景に危険に身をさらす活動家たちの日常をユーモアを交えながら描き、第30回ゴヤ賞にて最優秀脚色賞を受賞。第68回カンヌ国際映画祭監督週間部門正式出品作品。
1995年。停戦直後のバルカン半島にある村の井戸に死体が投げ込まれ、生活用水が汚染される。それは、水の密売ビジネスを企む犯罪組織が仕かけたものだった。国籍も年齢も異なる国際援助活動家・国境なき水と衛生管理団の5人は死体を引き上げようとするが、ロープが切れてしまい、やむなく代わりのロープを求めて武装集団が行き交いそこら中に地雷が埋められた危険地帯をさまよっていく。売店でも国境警備の兵士にもことごとく断られどうにもロープが入手できない中、ある少年と出会い、衝撃の真実と向き合う。