高知県四万十市の診療所を拠点に、在宅医療に取り組む小笠原望医師を追ったドキュメンタリー。四季折々の表情を見せる四万十川の自然を背景に、川の流域で暮らす人々と医師との交流を見つめながら、本当の豊かさ、本当の幸せといった人生の意味を問いかける。監督は「いのちがいちばん輝く日 あるホスピス病棟の40日」の溝渕雅幸。2018年1月27日よりTOHOシネマズ高知にて先行公開。
ストーリー
町の中央を大河四万十が流れる高知県四万十市。人々はその恩恵や時には脅威を受けながらも川と共に生きている。そんな川の流域に暮らす人々を医療の面で支える内科医・小笠原望が営む診療所には、毎朝早くから大勢の人が訪れる。その一人ひとりに優しく語りかけ、話しを聴き、そして診る小笠原医師。診療所に来ることのできない人に対しては。家や入居する施設へ自ら出向いて往診する。病を診るのではなく、患者さんをその家族も含め丸ごとみて、聴く。四季折々の表情を見せる四万十川の自然を背景に、カメラは、人の“いのち”に寄り添う小笠原医師と、四万十川流域に暮らす人々との交流を追いかける。