マット・ディロン
Bob
70年代のオレゴン州を舞台に、麻薬に溺れドラッグストアを襲うことを繰り返す若者たちの明日なき日常を描くドラマ。エグゼクティヴ・プロデューサーはキャリー・ブロカウ、製作はニック・ウェシュラーとカレン・マーフィー、監督は自主映画出身でこれが35ミリデビューのガス・ヴァン・サント、脚本はジェームズ・フォーグルの自伝的小説を基にサントとダン・ヨストの共同、撮影はロバート・ヨーマン、音楽はエリオット・ゴールデンサルが担当。出演はマット・ディロン、ケリー・リンチ、特別出演のウィリアム・S・バロウズほか。
ボブ(マット・ディロン)とダイアン(ケリー・リンチ)の2人は、仲間のリック(ジェームズ・ル・グロス)、ナディーン(ヘザー・グラハム)と共にドラッグストアを襲ってはヤクを手に入れる日常を送っている。しかしそんなある日、警察の手入れが行なわれ、あわやの所で麻薬は発見されずに済むが、彼らは捜査の目を避けて逃避行に追い込まれる。そして最後の大仕事として病院襲撃を企てるが、4人の不和からあやうく失敗しそうになり、今までボブのリーダーシップにより成り立ってきたグループは崩壊を迎える。そんな折、まだ10代のナディーンが麻薬死。その死にショックを受けたボブは、仲間と離れ、ドラッグ患者のためのサナトリウムに入り、更生を図ろうとするが、そんな願いも空しくかつての手下のチンピラ、デイヴィッドに刺される。ボブは救急車で運ばれた。そして、薄れゆく意識の中でボブが想うのはダイアンのことだった。
監督、脚本
脚本
原作
製作
製作
製作総指揮
撮影
音楽
字幕
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