ナチスを彷彿させるパフォーマンスで物議を醸すロックバンド、ライバッハが、北朝鮮の祖国解放70周年記念日に招待された時の模様を追ったドキュメンタリー。歴史的コンサートに向け準備を進めるメンバーたちは、厳しい監視体制や相次ぐトラブルに苦闘する。外国文化に厳しい規制を課し世界一閉ざされた国と言われる北朝鮮。欧米系ミュージシャンによる初めてのコンサート開催にあたり招かれたカルト的人気を博すライバッハのメンバーが見た北朝鮮の姿が映し出される。
ストーリー
外国の音楽や映画を厳しく制限してきた北朝鮮政府が、2015年、日本による植民地支配からの解放を祝う祖国解放記念日(リベレーション・デイ)に向け、初めて欧米系のロック・バンドを招待。白羽の矢が立ったのは、スロベニア(旧ユーゴスラビア)出身で、ナチスを彷彿させるパフォーマンスを繰り広げ物議をかもすライバッハというバンドだった。彼らは、コンサートではオリジナル曲以外に映画「サウンド・オブ・ミュージック」の曲を披露すると宣言。しかし到着後すぐさま検閲に通すとして空港でコンサート用の機材を没収されるなど、想像を超える厳しい監視体制が一行を待ち受けていた。コンサートに向け準備をはじめても会場のスタッフとは話がかみ合わず、苛立ちを募らせるメンバーたち。さらにバンドのリーダーが禁じられているにも関わらず勝手に町を散策し、一触即発の事態に。コンサートまで刻一刻と迫りつつあるにも関わらずアクシデントが続出する。加えて北朝鮮と韓国との間で重大事件が発生。歴史的コンサート開催に向けた悪戦苦闘の日々を追う。
キャスト
ヤネズ・ガブリッチェ
ルカ・ヤムニク
ロク・ロパティッチ
イヴァン(ヤニ)・ノヴァック
ミナ・シュピラル
ボリス・ベンコ
プリモシュ・フラドニック
トマシュ・チューベイ
トミスラヴ・ガングル
マテイ・ゴベッツ
グレゴール・ムサ
サショ・プシュニク
メリー・スン・キム
ジョン・オリバー
ダニエル・ミラー
スラヴォイ・ジジェク
スタッフ
監督、その他撮影監督、編集
ウギス・オルテ
監督、プロデューサー
モルテン・トロービク
撮影監督
ヴァルディス・ツェルミニュシュ
撮影監督
スヴェン=アーリン・ブルスレットー
その他撮影監督
ユレ・テピーナ
その他撮影監督
トミー・グルリクセン
編集
ガティス・ベログルードフス
グラフィック
ヴァルノア
サウンド・デザイン&ミックス
アルティス・ドゥカルスキス
プロデューサー
ウルディス・ツェクリス
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 原題
- LIBERATION DAY
- 製作年
- 2016年
- 製作国
- ノルウェー=ラトビア
- 配給
- エスパース・サロウ
- 初公開日
- 2018年7月14日
- 上映時間
- 100分
[c]VFS FILMS / TRAAVIK.INFO 2016
[c]キネマ旬報社