まぶいぐみ~ニューカレドニア引き裂かれた移民史~:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
  • 映画TOP
  • 作品情報
  • 映画『まぶいぐみ~ニューカレドニア引き裂かれた移民史~』
まぶいぐみ~ニューカレドニア引き裂かれた移民史~
まぶいぐみ~ニューカレドニア引き裂かれた移民史~
-

まぶいぐみ~ニューカレドニア引き裂かれた移民史~

2018年5月19日公開、110分、ドキュメンタリー/社会派/ヒューマンドラマ
  • 上映館を探す
  • みたい
    0
  • みた
    0
評価、レビューが削除されますがよろしいでしょうか?

沖縄からニューカレドニアに渡った移民たちの歴史と、引き裂かれた家族のその後を追ったドキュメンタリー。太平洋戦争によって日本人移民は拘束・追放され、現地の家族や子孫たちと離散。当事者や二世、三世たちの証言を集め、埋もれた歴史を掘り起こしてゆく。原案・監修は、ジャーナリストで著述家の三木健。監督は「はるかなるオンライ山 八重山・沖縄パイン渡来記」の本郷義明。ナレーションを元アナウンサーの山川建夫が務める。2017年7月22日より沖縄・桜坂劇場を皮切りに各地で上映。

ストーリー

1904年から始まったニューカレドニアへの移民者は日系人全体で5,581人、うち沖縄からは821人。そのほとんどがニッケル鉱山の鉱夫として働いた。当初の条件とかけ離れ、劣悪な環境の元で働かされた多くの日系沖縄人たちは、ニューカレドニア北部東海岸に逃亡し新天地を求めた。やがて現地のカナック人女性と結婚し、農業や漁業に従事してひとときの安らぎを得ていた。だが1941年12月8日、日本の真珠湾攻撃で始まった太平洋戦争により、敵性外国人として突然逮捕、抑留されてしまう。妻子は土地や財産を没収され放り出され、さらに父親たちは海を越えたオーストラリアに強制収容されるが、終戦と共に日本に強制送還となった。これによってニューカレドニアに残された妻子との再会は困難なものになる……。月日は流れ、日本や沖縄の言葉や文化を知ることもなく残された二世や三世たちは、ようやく自分たちの父や祖父のアイデンティティー探しに立ち上がる。2016年沖縄。第6回『世界のウチナーンチュ大会』。そこには世界中から集まった沖縄系移民の子孫たちが、通りを練り歩き、それぞれの民族衣装で踊っていた。その中にニューカレドニアから参加した二世、三世たちの姿があった。逮捕された父を探して野山を駆け回った娘。面影も知らず想像で祖父を愛し、その痕跡を沖縄の地で掴んだ孫たち。顔もわからない祖父の親族を沖縄で探し当てた者。戦後、兄弟でお金を出し合って父を呼び戻した子供たち。そこには様々な離散家族の姿があった……。

映画レビュー

まだレビューはありません。
レビューを投稿してみませんか?

コラム・インタビュー・イベント

ニュース

作品データ

製作年
2017年
製作国
日本
配給
シネマ沖縄
初公開日
2018年5月19日
上映時間
110分
製作会社
企画・製作:ニューカレドニアからのまぶいぐみ映画製作委員会=シネマ沖縄
ジャンル
ドキュメンタリー社会派ヒューマンドラマ


[c]キネマ旬報社