シンディ・ピケット
Valerie
若く美しい人妻が夜毎訪れる正体不明の男と繰り拡げる官能の世界を描く。製作総指揮はレイモンド・チョウ、製作はアンドレ・モーガンとロジャー・ルイス、監督は「華麗な関係」のロジェ・ヴァディム。アントン・ディーターとB・ジュールス・サスマンの原作をアントンとクラーク・レイノルズが脚色。撮影はデニス・ルュイストン、音楽はジョン・バリーが各々担当。出演はシンディ・ピケット、ジョアンナ・キャシディ、バリー・プライムス、ポール・ジェンキンス、ジーン・デイビスなど。
バレリー(シンディ.ピケット)は、ニューヨークでデザイナーとして働いていたが、2年前に、出版業者として成功を収めているジェイソン(バリー・プライムス)と結婚した。何不自由なく裕福な生活を送っているバレリーだったが、ただひとつ、夫婦の歓びを分りあうことだけはできていなかった。彼女には、少女の頃の苦い記憶が絶えずつきまとっていたのだ。それは、公園で1人の野獣のような男に強姦されるというものだった。ある日、2人のために結婚記念のパーティーが開かれ、大勢の客たちが集まった。その中には不動産業を経営するバレリーの親友ジュリー(ジョアン・キャシディ)、作家だと称する初対面の男ショーン(ポール・ジェンキンス)などがいた。ショーンはバレリーに意味ありげな熱い視線をなげかけると、いつのまにかどこかに消えていった。翌日、ジェイソンは仕事でロンドンに旅立ち、ひとり残されたバレリーは孤独だった。街に出た彼女はティモシー(ジーン・デイビス)と名のる若い男と知り合い、家に招くが、襲って来た彼を激しく抵抗した。そして、いつの日からか夜になると、ある「影」を感じるようになったバレリーは、その存在が次第に近くなってくるのを感じた。屋敷の中をさまよっていたバレリーを赤い羽根のマントの男が襲い、彼女は初めての甘い快楽に酔った。その男の正体がわからぬまま、数日、そんな快楽の日を送っていたバレリーは、やがて、その夢が破れ去る日をむかえた。屋敷に忍びこんできたティモシーがバレリーを襲い、逃げまどう彼女を、あの作家のショーンが助けた。彼の胸に身を寄せた彼女は、その時、彼こそが「影」の存在であったことを知ったのだった。
監督
脚本、原案
脚本
原案
製作
製作
製作総指揮
撮影
音楽
字幕
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