監督、製作、撮影、企画
米軍基地撤廃を求め続ける沖縄の人々の歩みを辿ったドキュメンタリー。戦後、沖縄県民の土地を強奪した米軍は、そこに基地を建設。駐留する米兵が起こした事件は人々を傷つけた。これに対して沖縄の住民たちが立ち上がったことで、本土復帰が実現するが……。「増田 進 患者さんと生きる」の都鳥伸也が、企画・製作・監督の三役を兼任。
ストーリー
1965年、米国占領下の沖縄。本土復帰を求める祖国復帰行進の最中、報道写真家の嬉野京子によって1枚の写真が撮影された。幼い少女が無残にも米軍のトラックに轢き殺された、当時の沖縄の縮図とも言える写真だ。太平洋戦争末期、凄惨な地上戦で多くの犠牲を払った沖縄には、戦後も安寧が訪れることはなかった。県民の土地は米軍が武力を持って強奪し、戦争のための基地が作られた。そこに駐留する米兵が起こした事件は、さらに人々を傷つけた。これに対して沖縄の住民たちが立ち上がったことで、本土復帰が実現。しかし、“基地のない平和な沖縄に”という願いはいまだ果たされていない。この映画は、平和を求め続けた元海兵隊員のアレン・ネルソンさんや“沖縄のガンジー”こと阿波根昌鴻さんを始めとした人々の想いの記録。沖縄の戦後はまだ終わっていない。求めるものは、新辺野古基地建設断念、ひいてはすべての基地の廃止。そして、平和な未来への願い……。
スタッフ
ナレーター
小林タカ鹿
朗読/嬉野京子の声
太田いず帆
朗読/アレン・ネルソンの声
悠雲
製作、撮影、編集、企画
都鳥拓也
撮影
小野寺亨
現場録音、助監督
藤崎仁志
整音
若林大介
タイトルデザイン