ハンガリーに実在する銀行強盗の伝説を「プレデターズ」のニムロッド・アーントル監督が映画化。酒の香りを漂わせながら襲撃を済ませ、誰も傷つけない銀行強盗アティッラ・アンブルシュ。マスコミから“怪盗ウィスキー”と呼ばれ、国民的な英雄となっていく。主人公アティッラ・アンブルシュを演じるのは、ハンガリー出身の新星ベンス・スザレイ。共演は「心と体と」のゾルタン・シュナイダー。主人公の逃走を助けるタクシー運転手役で、アンブルシュ本人も出演。2018年7月14日より新宿シネマカリテにて開催される『カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2018』にて上映。
ストーリー
ルーマニアで悲惨な少年時代を過ごしたアティッラ・アンブルシュ(ベンス・スザレイ)。ハンガリーに亡命後、プロのアイスホッケー・チームに潜り込むが、金もなく市民権を持たないアティッラは、恋人カタ(ピロスカ・モガ)との未来を夢見ることも出来ずにいた。そんななか、追いつめられたアティッラは銀行強盗に手を染めていく。仕事前にバーに立ち寄り、酒の香りを漂わせながらスマートに襲撃を済ませ、誰も傷つけない手口によって6年間で20件以上の強盗に成功。マスコミから“怪盗ウィスキー”と呼ばれ、社会に不満を抱く庶民の人気を集め国民的英雄となるが、その伝説も終わりの時を迎える……。