フリッツ・カール
Alexander Dworsky
監視社会に潜む闇を映し出す近未来SF。強大な監視組織の思想教育のもと、最適者層と不適格者層に分断された社会。金融会社に勤めるアレクサンダーは、妻子と共にエリートとしての生活を満喫していたが、ある出来事をきっかけに不適格者と認定されてしまい……。出演は『サイレント・マウンテン 巌壁の戦場』のフリッツ・カール、「陽だまりハウスでマラソンを」のカタリーナ・ローレンツ。監督は、オーストリア出身の女性監督ルース・メイダー。特集企画『カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2018』にて上映。
近未来。強大な監視組織“ライフ・ガイダンス”による思想教育のもと、社会は優秀な“最適者層”によって保たれていた。金融投資会社に勤めるアレクサンダー・ドヴォースキ(フリッツ・カール)は、中産階級のエリートとして妻子とともに何不自由なく暮らしていたが、日常生活に些細な違和感を抱いたことで、“ライフ・ガイダンス”から再教育を命じられる。すべてがモニタリングされている日々に疑問を感じ始めた彼は、多くの“不適格者”が住む強制収容所を密かに訪れ、自分の環境とは全く異なる光景を目にして愕然とする。やがて、アレクサンダーは自らの意志で人生を切り拓こうと決意するのだが……。
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