80年代ジャパニーズハードコア・パンクシーンの黎明期を記録したドキュメンタリー。ギズム、ガーゼ、カムズ、エクスキュートなど名だたるアーティストが出演。1994年以降、上映もビデオ化もされなかった伝説の映画が、未公開シーンを追加し現代に蘇る。2024年10月19日から11月8日まで新宿K's cinemaにて開催する安田潤司の作品特集「ちょっとの雨ならがまん公開40周年 安田潤司の映像世界」にて上映。
ストーリー
1970年代後半の東京ロッカーズ以降、より過激な表現を求めて現れた若者たちによりジャパニーズハードコア・パンクが生まれた。そのなかでハードコア四天王と呼ばれたギズム、ガーゼ、カムズ、エクスキュートや、パンクバンドINU、FUNAを解散後、人民オリンピックショウとして活動していた町田町蔵(町田康)、「狂い咲きサンダーロード」「爆裂都市 バースト・シティ」でインディーズ映画界の寵児となった石井聰亙(石井岳龍)など名だたるアーティストが出演し、音楽シーンのみならず世界に影響を与え続ける80年代のジャパニーズハードコア・パンクシーンの黎明期を記録した。本作を監督した安田潤司は当時21歳。1984年の初公開後、劇場やライブハウスを中心に上映され延べ50000人もの観客を動員するも、1994年を最後に一切の上映をやめ、ビデオ化されることもなかった。その後、様々な憶測が飛び交い、上映不可能と言われたが、初公開から34年を経て、未公開シーンを追加し現代に蘇る。
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