リチャード・ギア
ノーマン・オッペンハイマー
リチャード・ギアが次々と厄介事に巻き込まれるフィクサーを演じたブラックコメディ。自称フィクサーのノーマンは、出世を目論み、イスラエルの政治家エシェルに接近。やがてエシェルが大統領に就任すると、ノーマンも超大物たちの間で暗躍を始めるが……。共演は「運命は踊る」のリオル・アシュケナージ、「スターリンの葬送狂騒曲」のスティーヴ・ブシェミ、「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」のシャルロット・ゲンズブール。監督は「ボーフォート -レバノンからの撤退-」でベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞)、「フットノート」でカンヌ国際映画祭脚本賞をそれぞれ受賞したヨセフ・シダー。
世界金融の中心地ニューヨーク。その一端を牛耳るユダヤ人上流社会に食い込もうと、自称フィクサーのノーマン・オッペンハイマー(リチャード・ギア) は、小さな嘘を積み重ねて人脈を広げてきた。そんなある日、彼は某国の高官が未収税の債券を格安で売却希望しているとの裏情報を掴む。狙うは有名投資家のウィルフとタウブの2人。甥っ子の弁護士フィリップ(マイケル・シーン) の伝手を頼り、ウィルフの秘書(ダン・スティーヴンス)に接触を図ったものの、門前払いを食らう羽目に。それでも諦めないノーマンは、ニューヨークを訪れていたイスラエルのカリスマ政治家エシェル(リオル・アシュケナージ)の肩書きを利用することを思つく。偶然を装ってエシェルに近づき、一流ブランドの革靴をプレゼントして、私用の電話番号を入手。しかし、せっかく招待したタウブ主催の食事会にエシェルは現れなかった。それから3 年。エシェルはイスラエル首相に大出世。ノーマンはワシントンD C で開催された支援者パーティに参加する。そこで奇跡は起きる。あの夜以来、音信不通だったエシェルが、感激の面持ちでノーマンを抱きしめ、“ニューヨークのユダヤ人名誉大使”と人々に紹介したのだ。あらゆる業界の人々から羨望の眼差しで見つめられ、成功を確信するノーマン。帰りの車中、興奮冷めやらぬノーマンは、イスラエル法務省の女検察官アレックス(シャルロット・ゲンズブール)と知り合う。壮大な計画を得意げに語るノーマンだったが、怪しいやり口に彼女が疑惑を抱いたことには気づいていなかった……。
ノーマン・オッペンハイマー
ミカ・エシェル
ラビ・ブルメンソール
フィリップ
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