アンニー・ローリー
アンニー・ローリー
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アンニー・ローリー

1927年公開
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「憧れの水兵」「センチメンタル・トミー」等と同じくジョン・S・ロバートソン監督作品で、良き協力者ジョセフィン・ラヴェットが、有名な歌「アニー・ローリー」にヒントを得て脚本を執筆したもの。主役は「ラ・ボエーム」「真紅の文字」のリリアン・ギッシュ、「君が為め命捧げん」「西空の下に」のノーマン・ケリーが相手役を演じ、「猫とカナリヤ」のクレイトン・ヘール、ジョセフ・ストライカー、ホバート・ボスウォース、パトリシア・エイヴリー、ラッセル・シンプソン、ブランドン・ハーストらが助演する。

ストーリー

数世紀の間、マクドナルド一族はキャンベル一族に圧迫せられ、山へ山へと押しつめられ、今ではグレンコーに屯して野生的な力を持ち抵抗していた。キャンベル方も、これを一掃することの難しさを悟り、キャンベルのブリーダルベーンはウィリアム王を利用して、スコットランドの豪族間に平和条約を結ばせた。しかもその会合に、ブリーダルベーンはマクドナルド家の家長を巧みに会議の席から遠ざける。この会合の時、キャンベル族のロバート・ローリーの城で、マクドナルドの家長の嫡子イアン(ノーマン・ケリー)は、アニー(リリアン・ギッシュ)と出会い恋に落ちる。アニーを想うのは、イアンだけではない。ドナルド・キャンベル(クレイトン・ヘール)もまた彼女に想いを寄せていた。彼はこの2人の仲を嫉妬していたが、計らずもイアンの執拗さがアニーの心を一時的に傷つけたのを利用し、イアンを侮辱する。アニーは誤解からイアンとの気持ちが疎隔たったのを悔やんだが、一方イアンの方は、アニーに欺かされたものと一途に信じきり、彼女を憎みながら城を去る。その後、アニーはブリーダルベーンがマクドナルドを襲おうとしているのを知り、サンディ老人と共に警告を携えて長く苦しい旅を続け、マクドナルドのもとを訪れる。そこで彼アニーは、彼女の本心を知らないイアンに酷い扱いを受けるが、首尾よく警告をマクドナルドの家長にもたらし、危機を救う。安堵の胸を撫で下ろしたも束の間、親睦を装ってグレンコーに乗り込んで来たドナルドの一隊はマクドナルドの家長を殺し、人々を一挙に皆殺しにしようとする。この時、アニーは負傷に屈せず山上に登って烽火をあげ、救いを求めるのだった。かくてこの場はイアンとアニーの働きで人々は助かった。ドナルドはイアンに殺された。その後、ブリーダルベーンとイアンとは争いを止めることを約し、イアンとアニーの恋も復活するのだった。

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作品データ

原題
Annie Laurie
製作年
1927年
製作国
アメリカ
配給
ユナイテッド・アーティスツ支社
初公開日
1927年
製作会社
メトロ・ゴールドウィン・メイヤー映画


[c]キネマ旬報社