描きたい、が止まらない
-

描きたい、が止まらない

2019年1月26日公開、90分、ドキュメンタリー/アート/ヒューマンドラマ
  • 上映館を探す
  • みたい
    0
  • みた
    0
評価、レビューが削除されますがよろしいでしょうか?

正規の美術教育を受けていない人々が独自の発想により創り出す芸術「アール・ブリュット」で知られる古久保憲満に迫るドキュメンタリー。発達障がいを抱える彼が、ボールペンと色鉛筆だけで超細密画を描く過程や、自立を目指し新たな一歩を踏み出す姿に密着。監督は、数々のテレビドキュメンタリーを手がけてきた近藤剛。

ストーリー

滋賀県在住、23歳の古久保憲満は自閉症を抱えている。そんな彼が7年前から取り組んでいるのは、ボールペンと色鉛筆だけで描く縦1.6m、横10mの超細密画。正規の美術教育を受けていない人々が独自の発想と方法で創り出す芸術「アール・ブリュット=生の芸術」の分野で世界も認める古久保憲満。それは「評価される」「売れる」といった価値ではなく、ただ「描きたい」という思いだけで作る純粋な芸術である。彼は3歳から絵を描き始め、これまで300点の作品を描いてきた。広汎性発達障がいと診断されたのは小学生のとき。人とうまく接することができず、暴れがちだった憲満を変えたのは“絵”だった。小学校の美術の先生が彼の才能に気づき、もっと描くよう勧めると、水を得た魚のようにのめり込んだ。10mの大作のテーマはインターネットやテレビで見たものと想像を組み合わせた「オリジナルの街」。街には鉄道、車、高速道路、空港、駅、ホテル、観覧車、軍隊、家電製品、食料など、あらゆるものが登場する。言葉ではうまく説明できない自分の思いを、絵に込める。そんななか、憲満の作品が、世界6万点のアール・ブリュット作品を収蔵するスイスの美術館に展示されることになった。ところが、公開当日、憲満は展示済みの絵を直したいと言う。それは絵の片隅の、誰も気にしないような小さな箇所であった。そして今、彼が一番気になっているのは“自立”。親がいなくなったあと、独りで生きていけるのかと不安を抱く憲満は、自動車の運転免許取得に挑戦する。

キャスト

フォトギャラリー

映画レビュー

まだレビューはありません。
レビューを投稿してみませんか?

コラム・インタビュー・イベント

ニュース

作品データ

映倫区分
G
製作年
2018年
製作国
日本
配給
パオネットワーク
初公開日
2019年1月26日
上映時間
90分
製作会社
パオネットワーク
ジャンル
ドキュメンタリーアートヒューマンドラマ


[c]キネマ旬報社