ナディア・アレクサンダー
Mina
各国のファンタスティック映画祭を席巻した戦慄のダーク・ファンタジー・ホラー。暴力を受け、凌辱された美しき少女ミーナは、その姿を変え人間を食すようになる。そんな彼女が唯一心を許したのは、自分の変わり果てた姿が見えない盲目の少年アレックスだった。主役のミーナを演じるのは、子役から始まり、TVシリーズなどでキャリアを築いてきたナディア・アレクサンダー。共演は『Marvel アイアン・フィスト』のトビー・ニコルズ、「ヒトラーに屈しなかった国王」のカール・マルコヴィクス、「夏をゆく人々」のマルガレーテ・ティーゼル。監督・脚本は、本作が長編デビューとなるジャスティン・P・ラング。特集企画『未体験ゾーンの映画たち2019』にて上映。
母と二人暮らしの少女ミーナ(ナディア・アレクサンダー)は、母が連れ込む男の薄汚い目が嫌いだった。ところがある夜、男は母だけでは飽き足らずミーナに襲い掛かってくる。ミーナは抵抗するが、半死の状態にまで殴られ、森の中に捨てられてしまう。だが、死んだと思われたミーナは姿を変え、人の肉を食べながら生き延びていた。ミーナが隠れ住む森に足を踏み入れた者は町に戻ることはなく、一帯は“デビルズ・デン(悪魔の巣)”と呼ばれ、いつしか人々は寄り付かなくなっていた。そんなある日、森に凶悪な指名手配犯が逃げ込んでくる。ミーナは犯人の男を捕らえて殺害するが、その男は人質として盲目の少年アレックス(トビー・ニコルズ)を連れていた……。
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