イーサン・ホーク
Toller
「タクシードライバー」の脚本や「アメリカン・ジゴロ」などを手がけたポール・シュレイダー監督が構想に50年かけた人間ドラマ。敬虔な牧師トラーは、所属する教会が環境問題の原因を作る企業から支援を受けていることを知り、徐々に信仰心が揺らいでいく。戦争で息子を失った牧師トラーを「6才のボクが、大人になるまで。」のイーサン・ホークが、トラーの力を借りようとするメアリーを「マンマ・ミーア!」シリーズのアマンダ・セイフライドが演じる。第91回アカデミー賞脚本賞ノミネート。
ニューヨーク州北部にある小さな教会ファースト・リフォームドの牧師トラーは、戦争で失った息子への罪悪感を背負っていた。ある日トラーは礼拝に来たメアリーに、環境活動家の夫マイケルの悩みを聞いてほしいと頼まれる。仕方なくメアリーの家に出向きマイケルの話を聞くと、彼は地球の未来を悲観し、メアリーのお腹の子が産まれてくることに後ろ向きにいた。説得にあたる反面、内心マイケルに共感し、自分の説明に納得できないトラー。さらに所属する教会が環境汚染の原因を作っている大企業から巨額の支援を受けていることを知り、次第にトラーの信仰心は揺らぎ、怒りにも似た感情が彼を蝕んでいく。
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