1981年にフランスで起きた猟奇殺人事件「パリ人肉事件」の犯人・佐川一政に密着したドキュメタリー。幼い頃のホームムービーや、帰国後に描いた漫画を交えながら、幼少期の思い出や事件の詳細が語られ、彼の心の根幹にあるカニバリズムが浮き彫りになっていく。出演は、佐川一政、彼の実弟である佐川純、「ナース夏子の熱い夏」の里見瑶子。監督・製作・撮影・編集を「リヴァイアサン」のルーシァン・キャステーヌ=テイラーとヴェレナ・パラヴェルが手がける。第74回ヴェネチア映画祭オリゾンティ部門審査員特別賞受賞作。
ストーリー
1981年、フランス・パリで起きた前代未聞の猟奇殺人事件。日本人である佐川一政が、友人のオランダ人女性を射殺し、遺体の一部を食べた……。2013年に脳梗塞で倒れて以来、実弟の介護を受けて暮らしている佐川一政にキャメラが密着。幼い頃の8ミリホームムービーや帰国後に佐川が描いた漫画、出演したAVなどを交えながら、彼の幼少期の思い出や当時の事件の詳細、帰国後の活動が語られる。やがて、淡々と証言する佐川の心の根幹にある“カニバリズム”が浮き彫りになっていく……。
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作品データ
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