花江夏樹
八神太一
デジモンシリーズ20周年作品となる劇場版アニメ。太一は大学生になり、仲間たちもそれぞれの道を歩み始めていた。そんなある日、エオスモンと呼ばれるデジモンが原因で事件が起こり始める。太一ら“選ばれし子どもたち”は再集結するが、衝撃の事実を知る。監督は、「PERSONA3 THE MOVIE」シリーズの田口智久。声の出演は、「鬼滅の刃 兄妹の絆」の花江夏樹、「この世界の片隅に」の細谷佳正。
※結末の記載を含むものもあります。
2010年、太一(声:花江夏樹)とアグモン(坂本千夏)たちが出会い、デジタルワールドを冒険した夏から10年以上が経過した。世界中の“選ばれし子どもたち”は徐々にその存在が知られるようになり、現実世界にデジモンがいる風景も当たり前のものとなっていた。太一は大学生となり、ヤマト(細谷佳正)たちもそれぞれ歩むべき道を見定め、自身の進路を進み始めていたある日、世界中の“選ばれし子どもたち”の周囲である事件が起こり始める。デジモンを専門に研究する学者・メノア(松岡茉優)と井村(小野大輔)が太一たちの前に現れ、“エオスモン”と呼ばれるデジモンが事件の原因だと語り、助けを求める。太一たち選ばれし子どもたちは、事件解決のために再び集結する。しかし、エオスモンとの戦いのなかで、アグモンたちの“進化”に異変が起こる。その様子を見たメノアは、選ばれし子どもが大人になると、パートナーデジモンは姿を消してしまうという衝撃の事実を告げる。エオスモンの脅威は次第に太一の仲間たちにも及んでいくが、無理な戦闘はパートナーとの別れを早めることになる。変えられぬ宿命を前に、太一とアグモンの“絆”が導き出す答えとは……?
八神太一
石田ヤマト
武之内空
泉光子郎
太刀川ミミ
城戸丈
高石タケル
八神ヒカリ
アグモン
ガブモン
ピヨモン
パルモン
ゴマモン
テントモン
パタモン
テイルモン
本宮大輔
一乗寺賢
井ノ上京
火田伊織
ブイモン
ワームモン
ホークモン
アルマジモン
井村京太郎
メノア・ベルッチ
キャラクターデザイン
プロデューサー
脚本
スーパーバイザー
デジモンキャラクターデザイン
監督
原案
アニメーションキャラクターデザイン、総作画監督
アニメーションキャラクターデザイン
アニメーションキャラクターデザイン
アニメーションキャラクターデザイン
音楽
プロップデザイン
美術監督
美術設定
色彩設計
撮影監督
編集
音響監督
音響効果
録音
アニメーション・プロデューサー
オープニング曲
挿入歌
エンディング曲
[c]本郷あきよし・東映アニメーション [c]キネマ旬報社
テレビ無印1作目さえ(全話でなくとも)数話だけでも見ていれば、十分わかる(推測できる)ように作っていたのが素晴らしい。
(当方、『02』と『tri』、『テイマーズ』~『クロスウォーズ』を観てなかったんで、わかるかどうか恐る恐るではありましたが…)
まじめに作られていることに好感大。
そして内容としては、『デジモン』という作品で重要なキーワードとなっていた「成長(進化)」を、こういう形で持ってくるとはとおどろき。
これ、このテーマだけでも、かつて作品を観ていた当時の子供たち(現在20代、30代)はたまらないだろうなぁ。
この年代はいま、進路に悩み、就職や転職、失職、起業といった岐路に立つ世代であり、刺さる部分も多いはず。
大人になることがいろいろ諦めることと同義になってしまう、日本社会の閉塞感を風刺もしていて、深みも感じる。
おまけに、細田さんの映画版へのリスペクトもてんこもり。
太一がビール飲んでるだけで、その成長に胸が熱くなったわ。
ところで、和田光司さんの「butter-fly」がかかるだけで涙腺が緩み、太一のお母さん役&二代目・武之内空が水谷優子さんだったんだよなぁと思い出すだけで胸が痛くなるのは、止めようのないのですよねぇ。
二人の故人との記憶のリンクがまだ生きてるんですよね。
過去はちゃんと大事にしながらも、作品は今と未来を諦めずに進化しているという意味で、正真正銘の『デジモン』最新作でした。