グイ・ルンメイ
リン・スー・チー(大人)
東京アニメアワードフェスティバル2018長編グランプリを受賞した台湾アニメーション。台湾から米国に渡り成功を収めたチーは、祖母の訃報を聞き、故郷である台北郊外の幸福路に帰る。そこで幼いころの思い出とともに自分を見つめ直すと、ある決断を下す。監督は、本作が初のアニメ監督作品となるソン・シンイン。声の出演は、「薄氷の殺人」のグイ・ルンメイ、「海角七号 君想う、国境の南」監督・脚本のウェイ・ダーション。
台湾からアメリカに渡り成功を収めたチー(声:グイ・ルンメイ)は祖母の死の知らせを受け、長く帰っていなかった故郷、幸福路へ戻る。台北郊外の田舎町だった故郷は記憶とずいぶん変わっていて、運河は整備され、遠くには高層ビルが立ち並んでいた。同級生はチーのことが分からず、自分はそんなに変わってしまったのかと気づかされた彼女は、子供のころの懐かしい思い出をたどり始める。空想が好きで、毎日が冒険だった幼いころ。金髪に青い目のチャン・ベティと親友になってからの毎日。両親の期待を背負った受験勉強を経て、学生運動に明け暮れた日々。そして大学を卒業してからは、記者として忙殺される人生だった。そして友との別れを経験し、現実に疲れたチーは、従兄ウェン(ウェイ・ダーション)を頼ってアメリカに行く。そこで出会ったトニーと結婚し、両親にもアメリカで幸せになることを誓った。今、夫と離れて幸福路にいるチーは、昔と同じように祖母の助けを求めていた。新たな人生の岐路に立つチーは、そこである決断を下す……。
リン・スー・チー(大人)
いとこのウェン
チーの父
チーの母
リン・スー・チー(子供)
祖母
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