吉行和子
川島雪子
芥川賞候補となった木村紅美の同名小説を実写映画化。月光荘という洋館で2階を下宿人に貸す大家の川島雪子は、居間をサロンとして開放していた。その常連の小野田香織と雪子は下宿人の男子大学生・薫をサロンに招き、ご馳走やお小遣いなど過剰な援助をする。出演は、「家族はつらいよ」シリーズの吉行和子、「赤い雪 Red Snow」の菜葉菜、「チワワちゃん」の寛一郎。監督は、「百合子、ダスヴィダーニヤ」の浜野佐知。
公務員の湯佐薫(寛一郎)は出張で、学生時代を過ごした地方都市にやってくる。そこで、20年前に下宿した月光荘の大家、川島雪子(吉行和子)が熱中症で孤独死したことを新聞記事で知る。薫の脳裏に、教養もあって文化的な香りを漂わせる老嬢の雪子と、肉親や職場の人間関係に屈折した感情を抱くテレフォンオペレーターの小野田(菜葉菜)という二人の女性の過剰な好意と親切に窒息しそうになった日々がよみがえる。大学生だった薫は、二人がサロンと呼ぶ部屋に招かれ、ご馳走責めとぽち袋のお小遣いの歓待を受ける。薫は二人の女性の欲望とエネルギーに底知れない恐怖を覚え、月光荘を逃げ出した。それから女性と付き合うのが苦手になり、今も独身で暮らしている薫は、月光荘を再び訪れようとしていた……。
川島雪子
小野田香織
湯佐薫
高梨秋江
川島良雄
市岡誠
良雄の悪い友達
湯佐節子
智子
理江
拓二
20年後の月光荘の住人
小野田の父親
郵便局員
監督
脚本
原作
撮影
音楽
美術
編集
衣裳
ヘアメイク
照明
録音
CG
助監督
制作
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