ベッシー・ラブ
Carlie
「ブロードウェイ・メロディー」と同じくベシー・ラヴとチャールズ・キングの共演映画で原作は「女の秘密」「恋多き女」の脚色者ベス・メレディス、それを「嵐」のウェルズ・ルートが脚色し、「ホリウッド・レビュー」「俺は渡り鳥」のチャールズ・F・ライズナーが監督した。助演者は「ホリウッド・レビュー」のジャック・ベニー、「俺は渡り鳥」のジョージ・K・アーサー、ポリー・モーラン、グウェン・リー、ニタ・マルタン、エディ・フィリップス等で、カメラは「グレイト・ガッポ」「海魔」等のアイラ・モーガンが担任。
手役のテリーとは多年親睦の間柄で、彼女は心からテリーを愛していたが、それは母親の子に対するが如くに見えた。カーリーの真意を知らぬテリーは、新しく劇団に加わった主役女優のダフヌを恋して、結婚までするが、その実ダフヌにはコルドヴァという愛人があり、テリーの妹がニューヨークの大劇場主と結婚するのを知って2人共謀してこれを機会にニューヨークの華やかな舞台に出ようと秘かに魂胆していた。あくまで優しいカーリーは、傷つける心を隠して常に変わらぬ態度でテリーに接した。テリーはさいさんダフヌに裏切られながらも彼女の甘言にもてあそばせられ彼女とのくされ縁を絶たなかったが、遂に目覚める時が来た。開幕を控えてダフヌとコルドヴァが駆け落ちしたのでカーリーはダフヌに変わってテリの相手役を勤めた。テリーはここに初めてカーリーの真実の愛に目覚めた。
Carlie
Terry
Eddie
Lester
Polly
Peggy
Daphne
Cordova
Bonnie
Lanning
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