「ロバート・アルトマン ハリウッドに最も嫌われ、そして愛された男」のロン・マン監督によるニューヨークにあるギターショップのドキュメンタリー。NYの建物の廃材を使って作るギターは、L・リード、B・ディランなど名ギタリストたちに愛用されている。第75回ヴェネチア国際映画祭、第43回トロント国際映画祭、第56回ニューヨーク映画祭正式出品作品。
ストーリー
グリニッジ・ヴィレッジに位置する“カーマイン・ストリート・ギター”は、パソコンも携帯も持たない寡黙なギター職人のリック・ケリー、パンキッシュな装いの見習いシンディ、そして店番などを請け負うリックの母親の3人で経営している。世界中のギタリストを魅了するこの店だけのルールは、ニューヨークの建物の廃材を使ってギターを作ること。チェルシー・ホテル、街で最古のバー、マクソリーズなど、長年愛されてきた街のシンボルの工事の知らせを聞きつけるたび、リックはヴィンテージ廃材を持ち帰り、傷も染みもそのままにギターへと形を変える。ルー・リード、ボブ・ディラン、パティ・スミスら大御所が彼のギターを愛用し、ビル・フリゼール、マーク・リーボウ、チャーリー・セクストンなど人気ギタリストたちが次々と来店する。彼らがリックのギターを手にし、幸せそうに演奏する姿も収められている。さらに、ニューヨーク・カルチャーを牽引する映画監督、ジム・ジャームッシュも姿を現す。足早に表情を変えゆくニューヨークと、変わらずにあり続けるギターショップの一週間を捉える。
キャスト
シンディ・ヒュレッジ
ドロシー・ケリー
ジム・ジャームッシュ
ニルス・クライン
カーク・ダグラス
ビル・フリゼール
マーク・リボー
チャーリー・セクストン
ダラス・グッド
トラヴィス・グッド
レニー・ケイ
クリスティン・ブジー
スチュアート・ハウッド
エレノア・フリードバーガー
ジェイミー・ヒンス
エスター・バリント
デイヴ・ヒル
スタッフ
監督、製作
ロン・マン
脚本
レン・ブラム
製作総指揮
カーター・ローガン
製作総指揮
マイケル・ハーシュ
撮影監督
ベッキー・パーソンズ
撮影監督
ジョン・M・トラン
音楽
ザ・サディース
編集
ロバート・ケネディ
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作品データ
[c]MMXVIII Sphinx Productions.
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