妻夫木聡
加山聡
第63回日本推理作家協会賞を受賞した貫井徳郎の小説を石井裕也がテレビドラマ化。そのディレクターズカット版を劇場公開する。2歳の少年の死亡事故が発生。新聞記者である父・加山聡は、事件の関係者を訪ね、息子の死の真相を突き止めようとするが……。出演は「パラダイス・ネクスト」の妻夫木聡、「焼肉ドラゴン」の井上真央。
自らの虚栄心を満たすために街路樹伐採の反対運動を起こす主婦の田丸ハナ(梅沢昌代)と粕谷静江(筒井真理子)。定年後、自宅に居場所を失い、代わりに溺愛するようになった飼い犬のフンを、“腰が痛いから”と街路樹の根元に放置した老人・三隅幸造(田山涼成)。医師としての責任を負いたくないと、救急要請を断ってしまったアルバイト当直医の久米川治昭(三浦貴大)。“犬のフンを拾うために公務員になったわけではない”と仕事を放置した市職員・小林麟太郎(芹沢興人)。極度の潔癖症を患い、素手で物に触れないことをひた隠しにする造園業者の足達通洋(萩原聖人)。悪いことだと知りながらも、こっそり犯してしまった“小さな罪”。それは、誰しも身に覚えのあるものばかり。だが、そんな“小さな罪”が積み重なり、2歳の男の子の命を奪う事故が起きてしまう。新聞記者である被害者の父・加山聡(妻夫木聡)は、息子の死の真相を突き止めようと、その“小さな罪”を働いた人間たちに次々と接触していく。だが、彼らは自分の行為が“殺人”であると認めようとはしない。それどころか、“なぜ自分が責められなければならないのか”と怒りを露わにし、追及する聡を逆に非難する。誰も謝罪せず、人に押し付け、自分の責任を認めない。責任を追及しようにも、法で裁くことができない。追い込まれた聡と妻の光恵(井上真央)は、幼い息子を失った悲しみと怒りの矛先を、やがて自分自身に向けていくこととなる……。
加山聡
加山光恵
足達道洋
海老沢一也
上村育夫
久米川治昭
小林麟太郎
大塚かなえ
粕谷静江
田丸ハナ
三隅幸造
石橋忠行
監督、脚本
脚本
原作
エグゼクティブプロデューサー
撮影
音楽
美術装飾
編集
衣装
ヘアメイク
照明
録音
VFX
助監督
チーフプロデューサー
チーフプロデューサー
プロデューサー
プロデューサー
[c]メ~テレ2018
[c]キネマ旬報社