ジョージ・C・スコット
Jack_VanDorn
失踪した娘の行方を求め、西海岸のセックス・ゾーンを捜し歩く父親の姿を描く。製作総指揮は「コナン・ザ・グレート」を監督したジョン・ミリアス、製作は「1941」のバズ・フェイシャンズ、監督・脚本は「アメリカン・ジゴロ」のポール・シュレイダー。撮影はマイケル・チャップマン、音楽はジャック・ニッチェが各々担当。出演はジョージ・C・スコット、ピーター・ボイル、シーズン・ヒューブリー、ディック・サージェント、マーク・アライモなど。
アメリカ中央部のミシガン州グランド・ラピッズ。家具工場を経営しているジェイク・バンドーン(ジョージ・C・スコット)は、満足な日々をおくっていた。オランダ系カルビン派の熱心な信者で、1人娘クリステンの成長も楽しみだった。もうすぐクリスマス。奥手のクリステンはカリフォルニアの若者大会に参加するため旅立った。やがて彼女が失踪したという知らせが届く。ジェイクと義弟ウェス(ディック・サージェント)は、ロサンゼルスに飛び、彼女の行方を探すが、見当もつかない。途方にくれたジェイクは、家出捜査のベテランの私立探偵マスト(ピーター・ボイル)を雇った。数週間後、グランド・ラピッズにマストがやってきて「愛の奴隷」というX指定(成人)映画のフィルムを見せた。男2人に犯される女、なんと、その女こそクリステンだった。マストはX指定専門の映画製作者の間を調べまわるが、手掛かりはつかめない。数ヵ月が経ち、再度ロサンゼルスに向かったジェイクは、マストが10代の少女と寝ているのを見て、憤慨して彼を解雇する。独力で娘を探すことにしたジェイクは、写真を手にX指定映画の専門館、ポルノショップ、怪しげなクラブ、売春宿を訪ね歩く。やがて、X指定映画の投資家のふりをして、撮影現場をおとずれ、ニキ(シーズン・ヒューブリー)という女と知り合う。さらにアングラ新聞にポルノ映画俳優募集の広告を出し、やって来た若者のなかから「愛の奴隷」の出演者を探し出した。彼から、クリステンはトドと一緒にいることを聞き出す。トドはラタン(マーク・アライモ)と呼ばれる危険な男だ。ニキとジェイクは2人の後を追い、サンフランシスコ北海岸のポルノ地区へ。ジェイクはラタンと対決。ラタンは駆けつけたマストに射殺される。ジェイクは、娘に「さあ、家へ帰ろう」と呼び掛けるのだが…。
Jack_VanDorn
Andy_Mast
Niki
Wes_DeJong
Ramada
Kurt
Ratan
Kristen_VanDorn
監督、脚本
製作
製作総指揮
撮影
音楽
美術
編集
字幕
[c]キネマ旬報社