ジェラルド・バトラー
ジェームズ
1900年12月、スコットランド沖の北大西洋に浮かぶ孤島で3人の灯台守が忽然と消えた『フラナン諸島の謎』と呼ばれる実在の失踪事件をモチーフにしたミステリアス・スリラー。「ハンターキラー 潜航せよ」のジェラルド・バトラーが主演・プロデューサーを兼任する。共演は「サンシャイン 歌声が響く街」のピーター・ミュラン、「リトル・ダンサー」のゲイリー・ルイス。監督は、本作が長編劇場デビューとなるクリストファー・ニーホルム。
スコットランド沖フラナン諸島の無人島アイリーン・モア島に、3人の灯台守がやって来る。これから6週間、寒風が吹き荒れるこの島で灯台をともし続けるのが彼らの仕事であった。灯台守を25年続けているベテランのトマス(ピーター・ミュラン)、短気で粗暴な大男のジェームズ(ジェラルド・バトラー)、まだ新米の若者ドナルド(コナー・スウィンデルズ)という3人の静かで退屈な日々が始まった。ところが、嵐の夜の翌朝、ドナルドが流れ着いたボートと漂流者を発見。崖下に降り、ボートに積まれていた木箱を引き上げようとすると、死んでいると思っていた漂流者が突然ドナルドに襲いかかる。必死で抵抗したドナルドは、逆に漂流者を殺害。そして木箱を開けてみると、中にはぎっしりと詰められた金塊が。3人が動揺するなか、彼らの脳裏にドス黒い欲望が沸き上がる。死体を処分し何も無かったことにすれば、金塊は自分たちの物になる。だがそんな想いをあざ笑うように、島にロックとボラという男たちが現れる。ドナルドが殺した漂流者と木箱を探していた2人は、トマスたちの嘘を見破り、凶暴な正体を露わにする。血みどろの戦いの末、気がつくと3人の前には、ロックたちの遺体が転がっていた……。死体を海に捨て、すべては片付いたはずだったが、誰もが罪の意識に怯え、彼らの精神状態は限界に達する。幻覚に追い立てられ、狂ったように暴れるジェームズ。疑心暗鬼は深まり、仲間だった3人は敵同士となり、自分だけが助かろうとあがき始めるなか、やがて破滅の時が訪れる……。
監督
脚本
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製作
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製作総指揮
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