ヨハンネス・ホロパイネン
Turo Moilanen
メタル大国フィンランド発の音楽コメディ。ライブで失態を晒したヘビメタバンド、インペイルド・レクタム。不甲斐なさを噛みしめたトゥロはバンドを再結成させ、盗んだバンに事故死したメンバーの棺を乗せドラマーを誘拐し、夢のフェスを目指して駆けていく。監督は本作が初長編作のユーソ・ラーティオとユッカ・ヴィドゥグレン。「アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場」のヨハンネス・ホロパイネンがインペイルド・レクタム(直腸陥没)でヴォーカルを務めるトゥロを演じる。SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)2018にてワールドプレミア上映。
フィンランド北部の何もない田舎の村で退屈な毎日を送る25 歳のトゥロ(ヨハンネス・ホロパイネン)は、終末シンフォニック・トナカイ粉砕・反キリスト・戦争推進メタルを標榜する4人組ヘヴィ・メタルバンドでヴォーカルを担当している。結成から12年、これまで一度もステージに立ったことがなく、一曲もオリジナル楽曲を作っていない単なるコピーバンドだった彼らだったが、ついに強い意志のもと作曲に取りかかり、試行錯誤の末にとてつもなくキラーな名曲が誕生。時同じくしてひょんなことからノルウェーの巨大メタルフェス主催者がメンバーの家にやってきて、千載一遇のチャンスが舞い降りる。バンド名をインペイルド・レクタムに定め、ハイウェイの自動速度取締機を使い初のアーティスト写真を撮影。初めて地元のライブハウスで前座を務めるが、緊張したトゥロは大嘔吐してしまう。ノルウェーのフェス参戦も水の泡と化し、バンドは敢え無く解散。さらにはドラマーのユンキがハイウェイを爆走中にトナカイを避けて事故を起こし、死んでしまう。自身の不甲斐なさを噛みしめたトゥロは、ユンキのため、仲間のため、そして自分自身のために、バンドを再結成し、ノルウェーに乗り込もうと決意。盗んだバンに墓地から掘り起こしたユンキの棺桶を乗せ、精神科病院からドラマーを誘拐し、ノルウェーへと逃亡する一行。フィンランド警察から追われ険しいフィヨルドを駆けながら、夢のフェスを目指していく。
Turo Moilanen
Miia
Jouni Tulkku
Pasi / Xytrax
Lotvosen isä
Frank Massegrav
[c]Making Movies, Filmcamp, Umedia, Mu tant Koala Pictures 2018
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