ソウルのエンターテイメント会社WooZoo Labelと大阪の音楽制作会社プラスウインが共同制作した音楽映画。出張で韓国から大阪に来たウジュは、船舶事故で行方不明になった先輩・デジョンらしき人物を見かけ探すうちに、ギターの練習をしているはるなと出会う。“同じ空の下で”をコンセプトに、日韓のミュージシャンたちの友情を綴る。The JADUの元メンバーでドラマ『宮S~Secret Prince~』など俳優としても活動するカンドゥ(ソン・ヨンシク)、「浜辺のゲーム」の堀春菜らが出演。第13回大阪アジアン映画祭特別招待作品部門にて初上映(上映タイトル「あなたの宇宙は大丈夫ですか」)。
ストーリー
韓国の造船会社に勤めるウジュ(カンドゥ)が大阪に出張で来たところ、船舶事故で行方不明になった先輩・デジョン(ジ・デハン)らしき人物を見かける。彼を探し長時間さまよい歩いたウジュは、大正駅近くの船着き場の横にある小さなライブバーにたどり着く。デジョンに似たバーのマスター(すのう)の歌を聴くうちに眠ってしまい、韓国に戻る飛行機に乗り遅れるウジュ。しかしサラリーマンとしての自分の姿に疑問を抱いており、デジョンがミュージシャンとして世界を旅すると熱く語っていたことや、夢を追いかけていた子供の頃を思い出し、会社を辞めることを決意。大阪でデジョン探しを続けているうちに、バーでマスターからギターを習っているはるな(堀春菜)という少女と出会う。はるなの両親はギターデュオで全国をまわっていたが、ツアー中に母が東日本大震災で亡くなり、それ以来父はギターに触らなくなってしまった。学生時代に音楽をかじったウジュは、はるなと一度限りのデュオを組み、はるなの父にライブを見てもらおうと計画する。