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宮崎駿が1982年に雑誌「アニメージュ」にて連載を開始し、1984年には自身が監督し映画化された名作「風の谷のナウシカ」。映画では描かれなかった原作漫画の壮大なストーリーを描き切り、2019年に新橋演舞場にて上演された歌舞伎版を、前・後編に分けて映画館のスクリーンで上映する。主人公ナウシカを尾上菊之助が、皇女クシャナを中村七之助が演じるほか、豪華歌舞伎俳優陣が出演する。
ストーリー
「火の7日間」と呼ばれる戦争によって産業文明が滅び、大地のほとんどが巨大な蟲と有毒な森・腐海に覆われてしまった。だが、戦争は止むことなく、トルメキア王国と土鬼(ドルク)諸侯国連合帝国の二大国の対立は続いていた。そんななか、トルメキアと盟約を結ぶ辺境の小国「風の谷」の族長の娘ナウシカは、腐海が生じた原因を解き明かしたいと考える。腐海に親しみ、蟲を愛することで心を通わせる彼女は、7日間で世界を焼き尽くした兵器・巨神兵を復活させることのできる秘石を偶然手にしたことで、数々の困難に直面していく。