ジョン・ウェイン
Sean_Mercer
ハリー・カーニッツの原作をリー・ブラケットが脚色、「リオ・ブラボー」のハワード・ホークスが製作・監督した猛獣狩りのハンターを描く娯楽編。撮影も「リオ・ブラボー」のラッセル・ハーラン、音楽は「追跡(1962)」のヘンリー・マンシーニが担当。出演者は「リバティ・バランスを射った男」のジョン・ウェイン、「狙われた男」のハーディー・クリューガー、「血とバラ」のエルザ・マルティネリ、「気球船探検」のレッド・バトンズ、「太陽の誘惑」のジェラール・ブラン、新人ミシェル・ジラルドンなど。
東アフリカのタンガニーカ、アルシャの町に近い、モメラ野獣ファームは所長がサイに殺された後、口の不自由な美しい娘ブランディー(ミシェル・ジラルドン)を助け、ハンターたちが力を合わせて運営し、全世界の動物園の信用を得ていた。リーダーはアメリカ人ショーン(ジョン・ウェイン)。ショーンは猛獣狩りに生きがいを求めた男だった。2番目は元オート・レースの選手でスリルを求めてアフリカに来たカート(ハーディー・クリューガー)、3番目はタクシー運転手出身で発明狂のポケッツ(レッド・バトンズ)、ほかにビルとルイというアルゼンチン人がいる。ある日セラフィナ・ダルレサンドロ(エルザ・マルティネリ)という女カメラマンが、銃を使わないこのファーム独特の猛獣狩りをカメラに収めにやって来た。彼女は皆からダラスと呼ばれた。ビルがサイに突かれて入院することになり、冒険を求めてやって来た金持ちのフランス青年チップ(ジェラール・ブラン)が代わりに使ってくれと言ってきた。彼の態度に腹を立てたカートが殴ろうとした時、ショーンが中に入り、腕前を試してから雇った。チップがブランディーと親しくなったのでまたカートは怒った。ダラスが象の子を3頭飼い始め、ショーンを困らせた。しかし、猛獣狩りを恐れず一同と行動を共にするダラスは皆に親しまれるようになった。ポッツの発明した大網をつけたロケットが大木に群棲している猿を400匹捕まえた。壮絶な猛獣狩りが続き、傷の治ったビルも加わり、待望のサイを追うことになった。ショーンが巨大なサイを見つけ、長い間追い回してやっと捕縛した時、皆くたくたになっていた。一行がキャンプに戻るとダラスがいない。ショーンは子象をジープに積んでアルシャに出かけた。他の2頭もついて来た。子像に居所をつきとめられてホテルに追いこまれたダラスはショーンに掴まった。2人はやっと気持ちがとけ合って結婚した。その夜ショーンが彼女の寝室に入ると、ドアの外で大きな音がして子象が3頭部屋に押し入って来た。彼らもダラスと一緒に寝たいのだった。
Sean_Mercer
Kurt_Stahl
Pockets
Dallas
Chip_Maurey
Brandy
Bill_Vaughn
Luis
Doctor
監督、製作
原作
撮影
音楽
音楽
音楽
美術
美術
編集
脚色
[c]キネマ旬報社