中国系カナダ人監督レオン・リーが、中国の労働教養制度の実態を暴くドキュメンタリー。アメリカでハロウィーンの箱から見つかったSOSの手紙。それは、政治犯として捕らえられた孫穀が、中国国内で恐怖の城ともいわれた馬三家労働教養所の中で書いたものだった。手紙の主・孫穀とレオン・リーが当局の圧力に苦しみながら完成させ、2018年、北米最大のドキュメンタリー映画祭Hot Docsにてプレミア上映。以来、世界の映画祭で数々の賞を獲得した。
ストーリー
アメリカ・オレゴン州に住む女性ジェリー・キースが、スーパーで購入した中国製のハロウィーン飾りの箱に忍び込まれたSOSの手紙。それは、政治犯として捕らえられた孫穀(スン・イ)が、中国で恐怖の城とも言われた馬三家(マサンジャ)労働教養所の中で書いたものだった。8000キロ以上の旅を経てクシャクシャになった紙には、収監され、拷問・洗脳される実態が事細かに記されていた。このメッセージはCNN、ニューヨーク・タイムズのトップニュース報道もあって次々と広まり、中国の労働教養制度は公式に閉鎖されることになるのだが……。
スタッフ
監督、脚本、プロデュース
レオン・リー
脚本
ケイラン・フォード
撮影
スン・イ
撮影
マーカス・ファン
音楽
マイケル・リチャード・プロウマン
編集
パトリック・キャロル
字幕監修
阿古智子
字幕翻訳
鶴田ゆかり
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 原題
- Letter From Masanjia
- 製作年
- 2018年
- 製作国
- カナダ
- 配給
- グループ現代
- 初公開日
- 2020年3月21日
- 上映時間
- 76分
- 製作会社
- フライング・クラウド・プロダクション
- ジャンル
- ドキュメンタリー
[c]2018 Flying Cloud Productions, Inc.
[c]キネマ旬報社