ガザ市のサーフ・コミュニティを捉えたドキュメンタリー。経済封鎖が続き、船舶の自由な出入りのないガザ地区。そんな状況下でも若者はサーフィンに興じている。多大な努力の末、約40本のサーフボードがガザに持ち込まれ、コミュニティは盛り上がっていた。
ストーリー
最年長のサーファー、42歳のアブー・ジャイヤブは、若者たちにサーフィンを教えている。子どもたちがサーフィンを習いにやってくるが、かつてはクローゼットの扉やテーブルの天板など、様々な木片を使ってサーフィンをしていた。23歳のイブラヒームは、ガザでサーフショップを開くことを夢見ている。アメリカからガザにやってきたマシューはイブラヒームの夢を聞き、支援を約束する。女性のサーファー、15歳のサバーフは、子どものころにサーフィンを習っていたが、今はそのころのように自由にサーフィンしたり泳いだりすることはできない。彼女はスカーフを腰に巻いて泳ぎ、自分なりの抵抗を示すこともある。サバーフの夢は、世界を旅してガザで有名になることだ。そんななか、イブラヒームの絶好のチャンスが転がり込む。仲良くなったマシューから、ハワイに来るよう誘われたのだ。イブラヒームは期待に胸を膨らませるが……。
スタッフ
監督
フィリップ・グナート
監督、製作、製作総指揮
ミッキー・ヤミネ
製作
ベニー・タイゼン
製作
アンドレアス・シャープ
製作
ステファニー・ヤミネ
撮影
ニクラス・リード・ミドルトン
音楽
サリー・ハニー
編集
マレーネ・アスマン
編集
ヘルマール・ユングマン
字幕
額賀深雪
字幕監修