ルース・エドガー|MOVIE WALKER PRESS
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ルース・エドガー

2020年6月5日公開,109分
PG12

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『クローバーフィールド・パラドックス』のジュリアス・オナー監督がメガホンをとり、2019年のサンダンス映画祭で絶賛を浴びたサスペンスドラマ。誰からも愛される主人公ルース・エドガーを『イット・カムズ・アット・ナイト』のケルヴィン・ハリソン・Jr.が演じ、『シェイプ・オブ・ウォーター』のオクタヴィア・スペンサー、『或る終焉』のティム・ロス、『インポッシブル』のナオミ・ワッツらが共演する。

予告編・関連動画

ルース・エドガー

予告編

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

アメリカで白人の養父母とともに暮らす高校生のルース・エドガー。彼はアフリカにある戦火の国で生まれたが、言語や文化など多くのハンデを克服。人々に慕われ、模範的な生徒として称賛されていた。しかし、ある課題のレポートがきっかけで、同じアフリカ系の女性教師ウィルソンと対立してしまったルースは、危険な思想に染まっているのではないかと疑われてしまう。

作品データ

原題
LUCE
映倫区分
PG12
製作年
2019年
製作国
アメリカ
配給
キノフィルムズ=東京テアトル
上映時間
109分

[c]2018 DFG PICTURES INC. ALL RIGHTS RESERVED. [c]キネマ旬報社

動画配信

映画レビュー

3.6
  • rikoriko2255

    seapoint

    3.0
    2020/6/21

    両親も絡んでくるか。 メインはルースとハリエットの対峙である。 学もあり人望厚く人を惹き付ける話術。彼のような人物をワンダーボーイというのかな。 アメリカ前の過去が彼を飛躍させるか、足かせになるか、彼のさわやかな笑顔からは彼の本心を読み取るのは至難。 ハリエットの想像するような思想や行動ならば?彼女の痛恨のミスは学校や教師という権力をふりかざしてしまった。 母親の助けもあったから事は彼の通り。大概の母親は子供を守りたいものであるのも計算か。 幼少期の環境は自己を形成する土台となる。それは変えることはできないと思う。 O.スペンサーほどの演技力がないと到底ルースと対峙するシーンは緩くなってしまうだろうな。拍手。

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  • rikoriko2255

    コージィ

    4.0
    2020/6/13

    人種、見た目、印象。 思い込みや、型にはめた類型で、人を判断するアメリカ社会をえぐる一作。 義母役のナオミ・ワッツと、養子のルース役ケルビン・ハリソンのW主人公。 ルースとは「光」。 黒人が暗く閉じ込められる箱の国で、彼は光となるのか?光が逆に濃い影を新たに作るのか? 教師の周りで起きた事件の真犯人が誰かという謎解きもなく、心情を台詞で吐露することもない。 淡々と状況証拠だけ積み上がり、真実の判断は観客に委ねるという、観客に厳しい作り。 それが面白さを生み、むしろ説明しないのが本作の重要なポイントとして作られていることは理解できるものの… とんどの人はわかりにくさに「ぽかーん」として、「で、伝えたいことは何?」と戸惑って終わりのような気がしました。

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  • rikoriko2255

    4.0
    2020/6/11

    ルースの笑顔が怖い。・・と思うのは先入観からだと思う。 信頼できる優等生。彼は凄く凄く努力してそれになったのだろうし。 ユーモアも有る完ぺきな好青年。だからこそ、それが演技だったとしたら怖いんだよね。 人間は生きていたらいやおう無しに箱に入れられる。 それは比喩で、黒人の箱、白人の箱、先生の箱、お店屋さんの箱・・と言う風なって事かな。 その箱全体に光は射さないから、光の射す所に行くように陰に行く誰かが必要・・と言う先生の考え。 多分、差し込む光の量も箱によって違うよね。黒人の箱は、特に少ないって思っているんだよね。 ウィルソン先生の懸念は分かる。 彼女は同じ黒人だから。誰よりも子供たちがこの先受ける差別を真剣に考えていたんだろうな。善良過ぎる。 誰かを輝かせる為に陰に追いやられる子供はたまったもんじゃないけど。 正義って何だろう? やっぱり、「三つ子の魂百まで」なのかな?誰かが疑ったりしなければ、清く正しく生きて行くのかな? ちょっと、ホラーの怖さが有ります。

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    ネタバレあり
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  • rikoriko2255

    エル・トポ

    4.0
    2020/6/9

    教師はこれっぽっちの悪意も持ち合わせてはいない。仕事熱心であり、黒人の社会的地位向上のために尽くし、人生を賭けていると言ってもいい。 だがその結果、全ての黒人生徒たちに完璧を求め、一度でも躓きがあった生徒たちの人生を台無しにしてしまっている事に気づいていない。 もしくは、気付きながらも、黒人全体の不利益になる(と決め付けた)生徒を排除しようとしているかのようだ。黒人全体の地位向上の為なら、個々の人生は小さな物で犠牲にしてしまっても構わない、と。 それは、精神疾患をもつ自分の妹に対しても同じ。 自分に厳しくして地位を築いてきたのだろうが、他人にも同じ厳しさを要求するのは間違っている。 「息ができない」「窒息する」というセリフが出てきたのは偶然ではない。 黒人を縛るのは黒人。黒人は完璧でなければ地位を築く事のできないアメリカ社会の闇を訴えた力作。 であると同時に、紛争地帯から少年兵(主人公)を引き取り、我が子として育て、心の傷も癒した両親の深い愛情も描き出している。 主人公の両親の決断は賛否両論あると思うが、私は正しい判断だったと思う。

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  • rikoriko2255

    regency

    3.0
    2020/5/1

    アメリカで暮らす黒人へのレッテルやステレオタイプの苦い部分を暴いた一作。 中心人物のルース・エドガーの容姿やスピーチ時の佇まい、さらに劇中で出てくるフレーズ「YES WE CAN」に象徴されるように、明らかにバラク・オバマを意識している。 オバマの大統領就任で人種差別が減るかに思いきや、むしろ差別どころかヘイトが増大してしまった今のアメリカ。 劇中、オクタヴィア・スペンサー扮する教師が、アメリカを「箱」と表現する。暗く閉ざされた「箱」には、わずかな光しか差さない。 ルースという名には“光”という意味があるが、はたして彼はアメリカの光明的存在なのか。

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