パリス・フィッツパトリック
ロミオ
新解釈版『白鳥の湖』で知られる英国バレエ界の鬼才マシュー・ボーンが、シェイクスピア作の古典をコンテンポラリー・バレエに改作した新作舞台を収録。近未来、反抗的な若者たちの矯正施設に入れられたロミオは、ジュリエットと出会い、瞬く間に恋に落ちる。
近未来、反抗的な若者たちを矯正する教育施設“ヴェローナ・インスティテュート”では、若者たちが男女別に分断され、接触することも禁じられ、厳しい監視のもと自由を奪われて暮らしている。暴力的な看守ティボルト(ダン・ライト)から目を付けられたジュリエット(コーデリア・ブライスウェイト)は、その脅威に怯えていた。ある日、有力政治家の両親から見放され、施設に入れられたロミオ(パリス・フィッツパトリック)は、施設で開催されたダンスパーティーでジュリエットと出会い、瞬く間に恋に落ちる。看守の目を盗んで逢瀬を重ねた二人は、仲間たちに祝福されながら愛を誓い合う。しかし、突如酒に酔ったティボルトが銃を振りかざして現れ、乱闘の末、仲間のひとり、マキューシオ(ベン・ブラウン)が命を落とす。ロミオとジュリエットたちが怒りに燃え、ティボルトに立ち向かうが、さらなる悲劇が彼らを襲う……。
[c]Illuminations and New Adventures Limited 2019
[c]キネマ旬報社