リジー・ブロシュレ
マロナ
一匹の雑種犬が辿る数奇な運命を、独特のアート表現で綴ったアニメーション。ハート型の鼻を持つ雑種犬のマロナは、9匹の兄弟の末っ子。生まれてすぐに家族から引き離され、曲芸師やエンジニア、幼い少女など、様々な飼い主の元を渡り歩くことになるが……。アヌシー国際アニメーション映画祭観客賞を受賞するなど、世界的に高い評価を得た「ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん」のロン・ディアンがプロデューサーを務める。東京アニメアワードフェスティバル2020で長編コンペティション部門グランプリを受賞。
血統書付きの母と、ちょっと乱暴な父との間に生まれ、後に“マロナ”と名付けられることになる雑種の小型犬は、同時に生まれた9匹の末っ子だったことから、便宜的に“ナイン”と呼ばれていた。このハート型の鼻を持つ小さな犬は、生まれてすぐ家族から離され、曲芸師のマノールの手に渡る。マノールはこの犬を“アナ”と名付け、幸せな時を過ごす。そんなある日、マノールに仕事で大きなチャンスが巡って来る。ただし、その仕事には“犬禁止”の条項が。自分が負担になると知り、マノールの下を去るアナ。寂しく通りを彷徨っていた彼女は、建設現場のゴミ箱の中から、エンジニアのイストヴァンによって発見され、“サラ”という新しい名前を授かる。建設現場で一緒に過ごすうち、サラに愛着を覚えたイストヴァンは、建物の完成後、母親の家にサラを連れて行く。だが、精神的な病を抱えていたイストヴァンの母親は、サラを傷つけてしまう。やむなくサラは、イストヴァンと彼の妻の家に引っ越すことに。ところが、イストヴァンの妻マダリナが、自分の指示に従わないサラを邪魔に扱うようになったことから、サラはそこを逃げ出す。続いて彼女が公園で出会ったのは、ソランジュという少女だった。ソランジュに新しく“マロナ”という名をもらった彼女は、持ち前の愛くるしさで、次第にソランジュの家族と絆を深めていく。そしてある日、マロナは散歩の途中、公園で倒れた祖父の命を救う。やがて成長するにつれて、徐々に犬への興味を失ったソランジュはある日、マロナを木に括り付け、デートの後で戻ると約束し、バスで街へ出かけてしまう。ソランジュの身に何かが起こると予感したマロナは、結ばれていたリードを外してソランジュを追う。そして、バスから降りたところで車に轢かれそうになっていたソランジュを見つけると、彼女の身代わりに、車の前へ飛び込むが……。
マロナ
マノーレ
イシュトヴァン
Medeea
ソランジュ(幼少時)
ソランジュ(少女、大人)
マロナ
曲芸師マノーレ
イシュトヴァン
ソランジュ(幼少時)
ソランジュ(少女、大人)
イシュトヴァンの母親
イシュトヴァンの妻
医者
獣医
イシュトヴァンの妻の友人1
イシュトヴァンの妻の友人2
ソランジュ母
ソランジュ祖父
通行人1
通行人2
監督、脚本、原案、製作
キャラクターデザイン
製作、プロデューサー
製作
音楽
背景美術
背景美術
音響効果
整音
アニメーター
アニメーター
アニメーター
アニメーター
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