初監督作「忘れてくけど」が第72回カンヌ国際映画祭ショートフィルムコーナーに選出された村瀬大智が手がけた短編。チャッピーというウイルスが蔓延し、墓守のヒトシは日々死体を埋め続ける。そんな彼の家に赤いシャツの男と絵を描く女アカリが棲みつき……。2019年度京都造形芸術大学映画学科卒業生である村瀬大智が3年生時に制作、同期生の中山慎悟、宮本伊織、杉原亜実が出演した。特集『灰色の街特集 俺たちに明日はナイト』にて、同じく京都造形芸術大学映画学科卒業生である唯野浩平の監督作「ムチノセカイ」と同時上映。
ストーリー
ある惑星でチャッピーというウイルスが蔓延し人々が毎日少なくなっていき、墓守のヒトシは毎日死人のために墓場で穴を掘り、赤い旗を立て続けていた。人里離れたところで、誰とも関わらず、誰にも急かされず、ヒトシだけの時間が流れる。そんなヒトシの前に赤いシャツの男がふらりと現れ、ヒトシが嫌がろうとお構いなしにヒトシの家に棲みついてしまう。さらには、まだ病気になっていない死を待つ人々らの一人である、絵を描く女アカリもヒトシの家に棲みつくように。世界が終焉に向かっていく墓守のヒトシと、名も知れぬ赤いシャツの男、絵を描く女アカリの奇妙な共同生活が始まる。
スタッフ
監督
村瀬大智
撮影
原田迪治
音楽
梅村和史
美術
原彩花
美術
松岡実花
美術
田井由美子
編集
江藤彩
編集
中山慎悟
編集
宮本伊織
照明
廣井駿介
録音
池田沙月
録音
井上亮佑
助監督
矢部凛
撮影助手
藤野昭輝
録音助手
嘉正帆奈
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作品データ
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